人と働き方を知る
松村 健太郎
施工・メンテナンス
入社年度2008年 新卒入社
所属部署フィールドサービス本部 出改札技術部 計画課
出身学部学科理工学部 物理数理学科
現場経験が、大きな自信につながりました
就活の時期にSuicaとPASMOの相互利用が、ニュースで話題になっていて、そういえばSuicaってどんな会社がつくっているのだろう?と興味を持ったのが入社のきっかけでした。自分でいろいろ調べて当社の存在を知り、会社説明会に参加しました。位置づけはJR東日本のパートナー会社ですが、東日本だけでなく日本全国に事業を展開しています。駅務機器開発リース事業、ICT事業を軸に大きく発展できる可能性に魅力を感じました。

入社後は、すぐに新入社員研修が約1ヵ月間あり、実務も含め様々な部署の仕事を経験することができました。さらに、出改札機器メンテナンスの外注先の会社に約1年間出向し、現場での実務に携わりました。本社へ復帰後は、私の希望通りフィールドサービス本部に配属となり6年間は現場障害対応部門に所属し、現在は維持管理契約部門で品質を確保しながらコストダウンをどう実現させていくかに取り組んでいます。ここでも入社時の出向経験が大きく役立っています。

震災への対応業務で、仕事の重要さを再認識
現場障害対応部門では、消費税改定対応や重大障害対応、現場作業マニュアルの作成などに携わりました。中でも印象深いのが2011年の東日本大震災への対応です。当社だけではなくJRグループが一丸となって復旧にあたりました。津波で流されてしまった機器も多かったため、まずはモノを集めることから始め、毎日が闘いでした。
メンテナンスの仕事は、表立って成果が見えるものではありません。しかし、震災復旧をはじめ様々な経験を通じて「当たり前のサービスが、当たり前に使える」ということの重要さを再認識できました。とくに出改札機器は、多くの人が通勤時に必ず触れるものです。目立たないけれど、社会に貢献することができていると感じています。
また、現場経験があるからこそ、現場をフォローすることができています。自分が信じたやり方で仕事がうまくいったときや、小さな気遣いや努力の積み重ねが実績となって、現場の人たちから頼られることも多く、今の仕事に大きなやりがいを感じています。

専攻にこだわらず、興味をもったら積極的にチャレンジして欲しい
学生時代の専攻は物理数理学科だったので、今の仕事に直結するものではありませんでした。しかし、研究レポートの提出など、事象を論理的に組み立て、結論を導いていくというプロセスは、今の仕事に役立っています。就職活動をする皆さんもあまり自分の専攻や業界などにこだわらず、自分を見つめ直して本当に自分のやりたいこと、好きなことを見つけるのに時間をかけてみるのがいいと思います。就活はそのいいチャンスだと思います。

当社では、入社後の研修の他、2年目以降の研修も充実しています。私も人事部が主催する英会話教室を受講し、先日はある国際会議において英語でプレゼンテーションをすることができました。JR東日本グループというしっかりとしたバックボーンがあるので固い会社という印象を受けるかもしれませんが、実はベンチャー精神も豊富で新しいことに挑戦していこう!という姿勢があります。学部や学科にとらわれず、ぜひチャレンジしてみてください。





※所属部署は取材当時のものです