髙木
Takagi
2009年中途入社
自分が入社したのが15年ほど前で、リーマンショックがあったくらいの時期でした。当時は父親のやっていた建設会社で働いていましたが、いったん事業を畳むということで転職する流れになりました。それでこの会社に勤めていた親戚からの紹介で、縁あって入社したというかたちです。入った当時は年齢的に若かったので、みんなにチヤホヤしてもらったり、あたたかく迎えてもらいました。この仕事が長続きしている理由はいくつかありますが、社内の人間関係の良さは大きかったのではないかなと思います。

機械を触る仕事は未経験で、正直な話「3ヶ月で辞めよう」と最初は思っていたのです。機械油で手が汚れたりというのも初めてで、キツイなぁと感じることも多かったですから。でも何だかんだ14年以上続いちゃってます。やっぱり自分が関わった仕事でお客さんが喜んでいるのを見ると、こっちも張り合いがあるというか自然とやる気になりますよね。イメージ通りに作業が進まずに苦戦したこともありますが、失敗することで技術者としての引き出しが増えますし、個人的にはそういう部分も含めて楽しめているのかなと思います。

これは実際に仕事をやってみないと共感できないないかもしれませんが、精度をとことん追い求めたくなるのです。具体的にいうと機械を構成する部品の寸法などは基準値と許容値があります。たとえば直径90mmに基準の寸法に対して、プラスマイナス0.15mm以内の許容値に納まる精度に部品を仕上げるというようなイメージです。これを「ピッタリ完全にゼロ」にしたいんですよ。テストで90点取れば上出来ですけど100点目指したくなるじゃないですか。もちろんスピードも大事なのでそこはバランスですが、こだわりを持って取り組んでいます。
