虎のつぶやき
禁断の実験~目の茶色い子、目の青い子~
2024/01/30(火) 09:52:00
1968年アメリカで現在では大問題になるような実験が
ある小学校で行われました。
先生が「目の青い子はいい子です。」と言って目の茶色い子どもに黒い襟を
付けさせました。
そうするとどうでしょう。目の茶色い子どもは様々な意欲を失い、
算数のテストの点数も下がってしまいました。
反対に青い目の子どもは生き生きとしています。
翌日、「先生は間違っていました。目の茶色い子が優れています。」
と言います。
こうなると、目の青い子の元気はなくなり成績も落ちました。
反対に目の茶色い子のは元気になり、成績は上がりました。
更に、優位とされた側は劣っているとされた側に差別的で
横柄な態度を取り始めたのです。
以前はそんなことはありませんでした。

人種差別やいじめの本質がここにあるように思われます。
客観的に見て、どうですか?
目の色で優劣が決まりますか?
あり得ないです。
日常でも言えることです。
背が小さい、仕事が遅い、外見が特徴的・・・
これらの理由から嫌がらせをするということは、
目の色で差別することと本質的に同じです。

嫌がらせをするのではなく、その人の問題はまずはっきり
伝えましょう。
いやな人ほど親切にした方がよいのです。
それでもだめなら距離を取ったり、何度もやめてほしいと
言い続けましょう。
他の人に相談するのもいいかもしれません。

結局、いじめなんてものは加害者の無能力が
招く蛮行でしかありません。

次回予告 日本庭園とガーデニング~東西の庭の違い~