虎のつぶやき
哲学~トロッコ問題~
2024/02/24(土) 09:45:00
本日は哲学の中でも有名なトロッコ問題について書きます。
そもそも哲学とは何でしょうか。
簡単に言うと、すべての?(はてな)に答えようとする学問です。
答えられる必要はありません。
考えることが重要なのです。
本題に入ります。
制御が効かないトロッコ。進む先には、5人の作業員がいます。進行方向を変えるレバーの前に立つあなた。レバーを引けば線路が切り替わり5人を救えますが、今度は切り替えた先にいる1人の作業員が犠牲になってしまいます。
あなたはレバーを引きますか?
当然引くと考える方が多いかもしれません。
引くと一人を殺すことになるので、責任を負いたくないから引かない
という方もいるかもしれません。
少し深めてみます。
5人の死刑囚とひとりの善良な市民だった場合はどうですか?
答えが変わった方も多いのではないでしょうか。
人の命に貴賤はないのでしょうか。
きれいごとでは片づけられない本性がここから発見できます。
この問題は非常に重要な問題提起をしてくれます。
あなたは自動車会社の開発部門責任者だと仮定します。
自動運転システムを搭載した車を開発しています。
急ブレーキでも間に合わない場合、人をひき殺して乗車している人を
助けますか?
ハンドルを強制的に動かして崖があろうが関係なしによけますか?
乗っている人が死んでしまうでしょう。
子どもが急に出てきたときはどうでしょう。
右にはお年寄りがいます。左には若いサラリーマンがいます。
そのまま行けば子どもをひき殺してしまいます。
この場合どのように動くよう、車のプログラムを開発しますか?
あなたの答えを出してみてください。
私の答えは、ゴルフ場のカートのように徐行しかできない車を
提案します。恐らく降格されるでしょうが仕方ないと思います。
このように哲学とは、正解のない問題について考察することです。
余談ですが、哲学は英語のPhilosophyの訳語ですが、
明治や幕末には「愛知」と訳されることもありました。
哲学とは知を愛することなのです。
なので哲学者は愛知者と訳されていたこともあります。
次回予告 哲学~功利主義~
そもそも哲学とは何でしょうか。
簡単に言うと、すべての?(はてな)に答えようとする学問です。
答えられる必要はありません。
考えることが重要なのです。
本題に入ります。
制御が効かないトロッコ。進む先には、5人の作業員がいます。進行方向を変えるレバーの前に立つあなた。レバーを引けば線路が切り替わり5人を救えますが、今度は切り替えた先にいる1人の作業員が犠牲になってしまいます。
あなたはレバーを引きますか?
当然引くと考える方が多いかもしれません。
引くと一人を殺すことになるので、責任を負いたくないから引かない
という方もいるかもしれません。
少し深めてみます。
5人の死刑囚とひとりの善良な市民だった場合はどうですか?
答えが変わった方も多いのではないでしょうか。
人の命に貴賤はないのでしょうか。
きれいごとでは片づけられない本性がここから発見できます。
この問題は非常に重要な問題提起をしてくれます。
あなたは自動車会社の開発部門責任者だと仮定します。
自動運転システムを搭載した車を開発しています。
急ブレーキでも間に合わない場合、人をひき殺して乗車している人を
助けますか?
ハンドルを強制的に動かして崖があろうが関係なしによけますか?
乗っている人が死んでしまうでしょう。
子どもが急に出てきたときはどうでしょう。
右にはお年寄りがいます。左には若いサラリーマンがいます。
そのまま行けば子どもをひき殺してしまいます。
この場合どのように動くよう、車のプログラムを開発しますか?
あなたの答えを出してみてください。
私の答えは、ゴルフ場のカートのように徐行しかできない車を
提案します。恐らく降格されるでしょうが仕方ないと思います。
このように哲学とは、正解のない問題について考察することです。
余談ですが、哲学は英語のPhilosophyの訳語ですが、
明治や幕末には「愛知」と訳されることもありました。
哲学とは知を愛することなのです。
なので哲学者は愛知者と訳されていたこともあります。
次回予告 哲学~功利主義~