虎のつぶやき
教えるときに必要なこと 「エミール」より
2024/11/04(月) 09:36:00
以前紹介した「エミール」の続きと考えていただいて結構です。
ルソー曰く「生徒に何かを教えるときに必要なことは、まず教える内容を
自分が理解していること、そして相手のわかる言葉を使うこと」と述べております。
当たり前ですが、この二つをこなせる人は想像より多くありません。
知ったかぶりをしてしまう。よくわからないカタカナ言葉を使う。
そのような方を皆さんも見たことあるのではないでしょうか。
18世紀のフランスも、現代の日本も変わらないのですね。

私は仕事で新人研修をすることがあります。
基準として、中学生でもわかる言葉を使います。
そこで気を付けているのは「ふつう」という言葉を使わないことです。
新人教育には、1教えるのに100の言葉が必要です。
それくらい何もわからないのです。
「ふつう」が何なのかもわからないのは当然です。

もちろん予習も欠かしません。
自分がわかってなければ話になりません。
人事に携わる身としては、新入社員の人生の一助に
なれているのであれば幸いです。

次回予告 「ポケモン」の人気の秘訣