虎のつぶやき
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ランチェスター戦略現代版
2024/07/04(木) 11:25:00
ランチャスターの戦略は第1次世界大戦時に
戦争に勝つために考案されたものです。
それを企業経営に応用したのが、ランチェスターの弱者の戦略
などです。
簡単に内容を説明すると、
接近戦では3倍の戦力があれば勝てる。
広域戦では1.7倍の戦力があれば勝てる。
この2点だけ抑えておけばいいと思います。

これらを企業経営に当てはめた本はたくさんあるので
今回は日常に使ってみます。
サッカークラブでレギュラーになりたい子どもがいるとします。
練習量を他人の3倍にして、試合中の運動量・活躍を他人の
1.7倍にすればエースストライカーになれます。

仕事で結果を残したいと考えているのであれば、
3倍の量をこなして、1.7倍の結果を残せれば
かなり評価されます。
注意したいのは3倍の時間は物理的にかけられないので、
あくまで数をこなすのです。
営業訪問数をほかの社員の3倍といったところです。
残念ながら3倍の努力で3倍の結果が出るほど
世の中甘くありませんが、そこは1.7倍で構いません。

一年で1.7倍、2年で2.89倍、3年で4.913倍・・・

だから、まずは1.7倍で構いません。
数をこなせば質もいずれついてきます。
思考も止めないでください。

受験生だったころ、成績が伸び悩んでいる人の
大半は単純に量が足りませんでした。
私は毎日13時間勉強しました。
毎日です。
当然結果は出ます。
効率は後からついてくるものなので、
損得勘定抜きにしてまずはやってみましょう。

次回予告 海外旅行のすゝめ
マキャベリ 君主論
2024/06/27(木) 10:13:00
マキャベリはフィレンツェの外交官で、激動の時代を生きました。
1513年に出版された「君主論」は今なお読まれていて、
マキャベリズムという言葉ができるくらいです。
君主が成功するためにはどうすればよいか。
失敗した君主のその原因はなにかを書きました。
きれいごと抜きのその内容は、現代にも通じます。

「残酷なことは一度だけにしておくべき」
敵対するものは全員排除せねばなりませんが、
常にこのような態度では民衆が黙ってはいません。
いっぺんに敵をやっつけて、あとは優しくしておくのが良いのです。

「他者に権限を与えるな」
君主が他人に権限を与えると、当然力が強くなります。
いつか叛逆してくる可能性があります。
また、民衆はその人のいうことを普段から
聞くことになりますので、いざという時
君主ではなく権限を持った人の言葉を聞きます。

「侵略した土地が不安定なら君主が移り住め」
オスマン帝国はコンスタンティノープルを攻略したときに、
帝都をそこへ移しました。
イスラム国家がキリスト教国を侵略したのです。
民衆は反発してきます。
しかし、君主が近くにいるのであれば悪さは
できません。
オスマン人も移り住んできて、土地を奪われた人も出てきます。
反抗すれば自分もそうなるかもと、おとなしくなります。

「外国の軍隊は危険だ」
外国の軍隊に援軍要請をしたとします。
その軍が勝ったら、奴隷のような扱いを受けるし、
負けたのであれば自分たちも滅亡するからです。
他人にはあなたの為に生きていないのです。
頼ってばかりではいずれ大きな危険に陥るでしょう。

現実主義勇者の王国再建記というアニメがありますので、
まずはそこから始めるのもよいでしょう。

次回予告 ランチェスター戦略現代版
孫氏の兵法
2024/06/13(木) 09:49:00
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
多くの方が一度は聞いたことあると思います。
孫氏(孫武)が残した兵法書、いわゆる孫氏の兵法は
現代にも通じる名著です。
運によって戦争の勝敗が決まるとされていた時代に
合理性をもって勝利する方法論をまとめたことは
かなりの偉業と言えるでしょう。

今回はその内容を紹介します。
まず、「戦争に勝ちたかったら普段の準備を怠るな」
と述べております。
災害や疫病など現代でも思わぬ事態は起こります。
日頃の行いがものをいうのは変わりませんね。

「百回戦って百回勝つのは良くない、戦わずして勝つのが一番良い」
とも述べております。
戦争すると国力が低下します。勝ったからと言っていいことばかり
ではありません。戦わずして勝つのが最善策です。

「帰師にはとどむること勿れ」
逃げる敵の逃げ道をふさいで、逃げられないようにしてはならない
という意味です。
窮鼠猫を噛むとは言ったもので、追い詰められた人間は何するか
分からないのです。
とんでもない反撃をくらうので、追い詰めずに逃がすのが良いのです。

「相手の力が分からなかったらいろいろ試して相手の力を見極めよう」
とも述べております。
ちょっかい出す=軽く攻撃して反応を見る
長期間何もしない=集中力が持つのか試す
逃げるふりをする=追いかけてくるか試す
相手の退路を塞ぐ=動揺せずに規律を保てるか試す 等

「長期戦はだめ、短期戦にしなさい」
軍隊を維持するにはたくさんの物資が必要です。
長期戦になると国へのダメージが大きいのです。
短期で決着をつけるべき。

どうですか?
これらすべて現代でも応用可能です。
本一冊でも読んでみるのはどうでしょう。

次回予告 マキャベリ「君主論」
フランチャイズのメリット、デメリット
2024/06/07(金) 09:45:00
ビックサイトで催されたフランチャイズショーに
2回行きました。
そこで気づいたことを書いていきます。

まずメリットはノウハウがなくても新規事業を始められることです。
運営元が様々なデータを持っていて、研修もしてくれるので
資金さえあれば誰でも始められます。

デメリットはロイヤリティを取られることと、再現性です。
飲食店を始めるとして、売り上げの10%を胴元にとられるとなると
かなり厳しいです。
味の再現性を担保することも非常に難しいと思います。
契約に縛られているので辞めたくても辞められない。
契約内容の変更による混乱。
このようなことが起こりえます。
なので信用できるところで始めないと大変なことになると思います。

世の中簡単ではないと改めて教えられました。
日立で有名だったパチンコ店運営企業が、飲食店を
始めたもののうまくいかなかった例があります。
結局他人の力に任せてもうまくいかないのです。
孫氏の兵法やマキャベリの「君主論」にもある通りだなと
思い知らされました。

次回予告 孫氏の兵法
10年前の池袋、現在の池袋
2024/05/29(水) 09:55:00
10年前の2014年、私はまだ大学生でした。
池袋のキャンパスに通う中でいろんな人を見ました。
西口公園にはホームレスや酔っ払い、女の子に声をかける
中年男性がいました。
北口では警察が横たわった男性を取り囲んでいました。
覚せい剤を使ったのでしょう。

2024年現在はどうでしょう。
西口公園はきれいに整備されてかつての様子は
一切見られません。
北口方面の治安も以前よりかなり良くなったように
思われます。
東京オリンピックをきっかけに行政が動いた結果でしょう。

では、昔池袋でたむろしていた人たちはどこへ行ったのでしょうか?
その一部が、いわゆる東横キッズと言われる人たちではないかと推測します。
10年前は、東横キッズという言葉を聞いたこともありませんでした。
数年前から、巷で話題になったと記憶しております。
ちょうどオリンピックと時期が一致するのです。

町をいかにきれいに見せようとも、人は変わりません。
見えなくなってもどこかにいるのです。
今まであったある種の秩序が崩れて、新しい形の混沌を
訪日外国人はどのように見ているのか気になります。

次回予告 フランチャイズのメリット、デメリット