鈴木 幸之介
Suzuki Konosuke
2024年入社
マグネトロン事業部 開発・設計
私の部署で開発しているマグネロトンは、マイクロ波を発生させる装置です。よく知られているのは電子レンジで、食品の中に含まれる水の分子をマイクロ波で振動させて温めることができます。
旭川の本社で開発・製造しているのは工業用のマグネトロンで、半導体の材料や合成ダイヤモンドの製造、医療機器の殺菌、木材の乾燥など多方面で使われています。事業部では高出力・高効率な製品の開発に取り組んでいます。
また、タイの子会社では電子レンジ用の民生品を製造していて、その設計・試作・生産管理なども旭川でしています。東芝の製品ほか、国内外のメーカーに組み込まれているので、やりがいを身近に感じることができます。

私が東芝ホクト電子を知ったのは、大学で開かれていた就職説明会でした。道内企業でものづくりをしたいと考えていたので、設計や試作といった上流から関われることに魅力を感じました。
機械工学専攻で、電気や電子の専門知識がないことが不安でしたが、「必要なことは入社してから学べるよ」と採用担当の方に背中を押していただきました。大学の卒業生が大勢活躍していたことも安心感があり、入社を決めました。
入社後は、マグネトロンの構造を知るために製造の仕事から体験。その後、試験や設計などのOJTをしながら、電気系の知識も学んでいきました。30代の先輩にメンターになってもらい、フォローしてもらっています。

仕事では、電圧や電流の条件を変えながらマイクロ波を測定する試験をしたり、3D-CADを使った試作品の設計などをしています。自分が開発に携わったマグネトロンが製品化されると、やりがいが一層大きくなると思います。
就職で旭川に暮らすことになりましたが、ひと通りのお店や施設がそろっていて不便さを感じることはありません。社員食堂でバランスのよいランチが食べられたり、家賃の85%を会社が補助してくれる制度もあって、お財布的にもとても助かっています。
また、125日以上の年間休日があり、年末年始やGWは10日前後の連休があります。大学時代の友人に会いに札幌に行ったり、道南の実家にもゆっくり帰省ができます。
