製品ができるまで
製品ができるまで
原料
製品のもととなる材料は、石炭・石油を原料とするコークスとコールタールピッチです。
素材
原料を粉末状にするため、何度も粉砕作業を行います。粉砕後、金型の中に入れ、水に沈めて均等に水圧をかけて成形します。この方法で世界で初めて等方性黒鉛の量産化に成功したのが東洋炭素です。その後、成形したものに高温の熱を加え炭素化したのち、約3,000℃の熱を加え黒鉛化します。
加工
マシニングセンタなどで切削したり、ガスによる高純度化処理をしたり、表面をコーティングしたりして、用途やニーズに応じた製品を製造していきます。素材メーカーでありながら、加工技術を保有している点は当社の強みです。
テスト
品質保証部が製品を測定し、品質をチェックします。製品だけでなく、原料の粉砕工程後や、素材ブロック成型後にもチェックを実施し、全ての測定をクリアした製品のみを市場に供給するという、厳しい品質管理の体制を構築しています。
納品
原料を仕入れてから納品にいたるまで6~8ヶ月を要します。ここまでの工程をすべて自社で完結させることができます。