ソフト開発リーダー
お客様と開発チームの間に好循環を生むマネジメントが、完成度の高い商品を生み出す。
ソフト開発リーダー(マネージャ)
杉野 公彦
杉野 公彦
オープンでフラットに議論できる環境や、
有用な意見が採用される合理性が魅力。
大手電機メーカーの研究所で要素技術開発をしていた杉野は、「顧客との距離が近いところで商品開発したいという想いが大きくなったのと、学生時代にベンチャー企業でアルバイトした時に取り組んだ少人数開発が楽しかった経験が忘れられなくて」と、転職を考えるように。そんな時、キーエンスの募集と出会う。「顧客の声をダイレクトに聞ける直販体制や少人数での開発体制など、まさに求める働き方がそこにあり、入社することを決めました」。
キーエンスの職場は、顧客の声を聞きながら開発する仕組みや少人数開発など、杉野自身が職場に求めていた要素がすべて揃っていた。「議論に役職の上下は関係なく、若い人の意見でも理にかなっていれば採用されるという合理性がありました。加えて、仕事に関わる相談や議論が職場の至るところで行われていました。なにより、技術者全員が仕事に集中していることに驚きました」。
キーエンスの職場は、顧客の声を聞きながら開発する仕組みや少人数開発など、杉野自身が職場に求めていた要素がすべて揃っていた。「議論に役職の上下は関係なく、若い人の意見でも理にかなっていれば採用されるという合理性がありました。加えて、仕事に関わる相談や議論が職場の至るところで行われていました。なにより、技術者全員が仕事に集中していることに驚きました」。
多くの気づきやヒントがあるから、
お客様の言葉を直接聞きに行く。
投影測定機の開発では、まず既存商品の課題を営業担当や販促担当にヒアリングして改善点を抽出する。そして実際にユーザを訪問し、使いにくい点や外せないポイントを明確にしていく。杉野は「大切なのは、お客様の使いやすさをとことん追求する姿勢と、お客さまの困りごとを解決するという熱意。こうして作ったプロトタイプで周囲のコンセンサスをとり、OKが出れば実際の開発がスタートします」。仕様が確定すれば、開発規模を見積もって開発チームを形成し、実装がスタートする。「私が担当する測定機で重要なのは精度。精度は光学と構造の共同作業で作りあげていくもの。アジャイル的に進めながら完成度を向上させていきます」。
各開発メンバの仕事領域に明確な線引きはされていない。「自分で可能性があると思うなら、踏み込んでOK。その意欲が商品をさらに良くしますし、完成後の達成感にもつながります」と杉野。別のプロジェクトでは、特にドイツで改善要望の声が大きかったため、わざわざドイツまで出張し、現場と要望を直接聞いたこともある。「お客様の使い方をリアルに把握でき、商品の改善方法が明確になった。こうして改善した商品は、特にドイツでの評価が高かったです」。
各開発メンバの仕事領域に明確な線引きはされていない。「自分で可能性があると思うなら、踏み込んでOK。その意欲が商品をさらに良くしますし、完成後の達成感にもつながります」と杉野。別のプロジェクトでは、特にドイツで改善要望の声が大きかったため、わざわざドイツまで出張し、現場と要望を直接聞いたこともある。「お客様の使い方をリアルに把握でき、商品の改善方法が明確になった。こうして改善した商品は、特にドイツでの評価が高かったです」。
メンバ間の意識統一を徹底し、
チーム力で商品力を底上げ。
開発チームには外部スタッフ含めて多くのメンバがいるため、杉野にとってはマネジメントも重要なミッションとなる。あるプロジェクトで杉野は、責任分担を明確にするべく各パートの担当を決めるのがいつもの流れだったが、あまりにも担当の線引きを明確にしすぎてしまい、トラブルに発展したことがある。「結合時にうまく行かなくて責任問題に発展した結果、現場がギクシャクしてしまいました」。この経験を生かし、あらかじめ結合担当を決めて問題発生時の対処までを定義した。すると開発初期の段階から結合担当が声掛けし、整合性をチェックするようになり、この種のトラブルは影を潜めた。「失敗を生かしてスムーズな結合ができるようになりました」。
「どんな開発チームでも、ひと通り動くソフトは簡単に作れるんです。ただ、お客様が求める品質や使い勝手を実現したソフトを作るとなると、そう簡単にはいきません」と杉野。ソフトの分野では、特に設定操作や更新のレスポンス感が重要でもあり、一番定義が難しい部分でもある。そこで、作る機能と使用するユーザの環境を伝え、使い方をイメージする取り組みを何度も行うことで、メンバ間の意識統一を試みた。しかも、日を変えて何度も。「この辺りの徹底度もキーエンスならではだと思います」。さらに早期に実装してレベル合わせをすることで、メンバからより良いアイデアを出してもらえ、ソフトの完成度がさらに高まった。杉野は「実力以上の完成度まで高めるのがマネジメントの醍醐味なんですよ」と笑顔で答えてくれた。
「どんな開発チームでも、ひと通り動くソフトは簡単に作れるんです。ただ、お客様が求める品質や使い勝手を実現したソフトを作るとなると、そう簡単にはいきません」と杉野。ソフトの分野では、特に設定操作や更新のレスポンス感が重要でもあり、一番定義が難しい部分でもある。そこで、作る機能と使用するユーザの環境を伝え、使い方をイメージする取り組みを何度も行うことで、メンバ間の意識統一を試みた。しかも、日を変えて何度も。「この辺りの徹底度もキーエンスならではだと思います」。さらに早期に実装してレベル合わせをすることで、メンバからより良いアイデアを出してもらえ、ソフトの完成度がさらに高まった。杉野は「実力以上の完成度まで高めるのがマネジメントの醍醐味なんですよ」と笑顔で答えてくれた。
開発の成功と顧客の喜びの好循環が
メンバを成長させ、付加価値の高い商品を生む
マネジメントの立場で、現在よりもインパクトのある商品を作ることが目標と語る杉野だが、そのためには開発チームとお客様の間にWIN-WINの関係が必要だと考えている。「開発チームに成功体験が生まれ、一体感を持って無我夢中で開発に取り組むような充実した開発環境を作ることがまず大切。次に、そこで生まれた商品がお客様の役に立って喜んでいただく。そして、その喜びの声で開発チームの一体感がさらに高まる、という好循環を実現する強い組織を作りたい。その循環を回しながら、今はまだ世の中にないインパクトのある商品を作りたいですね」。
休日はスポーツで身体を動かすことが多い。「昔は長期休暇を使って海外旅行にもよく行きました。最近はもっぱらゴルフやフットサルに興じています。中でもゴルフは、息子と一緒にプレーするのが楽しみです」。
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休日はスポーツで身体を動かすことが多い。「昔は長期休暇を使って海外旅行にもよく行きました。最近はもっぱらゴルフやフットサルに興じています。中でもゴルフは、息子と一緒にプレーするのが楽しみです」。