吉野 慎哉
Shinya Yoshino
JAやつしろ
営農部中央営農センター
2017年中途入所
大学を卒業後、1年ほど実家の農業を手伝っていたんです。実家では、い草と水稲を作っていました。しかし、やればやるほど農業に対する知識不足を感じるようになり、自分の知識を増やすために、JAへの就職を決断しました。
現在は、作物の植付から収穫までの管理について農家を指導する営農センターの指導員。実家とは違ってキャベツやブロッコリー、レタスなど露地野菜の指導を行っています。そのため知識はなく、ゼロからのスタートでした。初めの頃は先輩から教えてもらったり、実際に生産地の農家さんから教えてもらったりしました。JAの初級指導員資格を取るために、研修会に参加するなどして知識を少しずつ増やしていきました。
八代エリアを4地区に分け、現在はそのうちの八代市内や氷川町など2地区を担当しています。露地栽培は天候に左右されることも大きく、植付時期の指導をしたり、作物によって違う農薬や資材を勧めたりして、生産者に「よかった」と言ってもらえる活動を心がけています。
近年は、猛暑や大雨など天候不順が相次いでいるため、気になった時には頻繁に生産地を回っています。訪問した時に農家の方の姿が見えないなと思っていても、後日「来ていただろ?」と言われたりして、見てくれているんだと嬉しかったですね。生産者と信頼関係を築き、相談に対応できたり、頼られていたりする実感が大きなやりがいに繋がっています。
指導員は9名、女性の指導員も活躍しています。大半は外出していますが、職場に戻れば和気あいあい。農家への指導といっても休日出勤はありませんし、残業も少し発生するだけで、概ね定時で退社できます。休日はしっかりと休めるので、指導員の経験を活かして、実家でソラ豆の栽培をはじめました。
この仕事で必要だと感じるのは、農家とのコミュニケーション力や探究心。職場の壁面にいろんな作物の植付から収穫までの情報が載った大きなカレンダーが貼ってありますが、私もその資料を参考にしながら知識を増やしています。未経験の作物も多いので、それらを含めてより詳しく情報を伝えられる指導員をめざしたいですね。