Interview
社員インタビュー
営業職(クリニック市場担当)
首都圏GP支店 神奈川営業部 厚木MMG
K・N
前職:リフォーム営業
2015年キャリア入社
入社理由・志望動機
入社の決め手は、面接で「知識はなくても大丈夫」と背中を押されたこと
新卒でハウスメーカーのグループ会社に入社し、不動産投資部門で半年、リフォーム部門で約1年間営業を担当していました。仕事は好きでしたが、「自社の製品を取り扱うメーカーの営業になりたい」と考え、転職することに。次の会社を見つける前に退職を決め、有休消化期間中に転職活動を開始し、大手の転職エージェントに登録しました。そこで、キャリアアドバイザーから言われたのが、「まだ若いから、業界を変えてみるのも良いかもしれませんね」ということ。その選択肢の1つとして医療業界の合同説明会を勧められ、「雰囲気を見てみよう」と軽い気持ちで参加したことがきっかけで、日本光電工業という会社を知りました。
まず興味を惹かれたのが、「国産唯一のAEDを生産している」という点。ブースに立ち寄って詳しく話を聞いてみると、「AEDだけでなく、多種多様な機器を生産し、医療機関に納めていること」、そして「人を助ける医療従事者たちをサポートする喜びのある仕事であること」を知り、「やりがいがありそうだな」と感じて面接を受けることにしました。まったく医療系の知識がないどころか、昔から体が丈夫で病気や怪我と無縁だったので、「医療業界に馴染みがないけど大丈夫かな…」と不安な面もありましたが、面接官の方に「知識がなくても大丈夫だから安心して来てほしい」と気さくに背中を押されたことが、入社の決め手になりました。
入社後の流れ
中途社員向けの研修・教育体制が想像以上に充実していることに驚いた
入社後は、同じ時期に入社した全国の中途社員が集まって数日間の研修を受けました。医療業界の基礎を学ぶ「入門編」とも言えるカリキュラムでしたが、中途社員向けにこれほど手厚い研修があるとは思っていなかったので嬉しい誤算でしたし、異業界出身の私からすると本当にありがたかったですね。入社直後の導入研修だけでなく、約1年後にも数日間にわたるフォローアップ研修があり、改めて「教育体制がしっかりしている会社だな」と驚いたことを覚えています。こういう機会を通じて知識を身につけられるだけでなく、同期とのつながりを深め、社内ネットワークを広げられるのも当社の良いところだと思います。
また、異業種からの転職だったので「早く医療業界に慣れたい」という思いで、普段からわからないことはすぐに先輩に聞くことを意識しましたし、率先して勉強にも取り組みました。医療系ならではの用語や知識を覚えるために、さまざまな資料を調べることはもちろん、ME技術実力検定試験や社内の認定試験なども積極的に受けました。それから、大切にしていたのは身につけた知識を「アウトプットする」こと。単独でお客様先を訪問するときは不安もありましたが、「とりあえずやってみる」という気持ちでどんどん訪問し、インプットした情報を紹介し続けることで、少しずつ仕事に慣れ、自信が持てるようになりました。
仕事のやりがい
「お客様目線での提案」を意識できるようになったことが、入社して成長できたポイントの1つ
現在、約200件のクリニック、約100件の動物病院を担当し、日々お客様の課題解決や業務改善につながるご提案や情報提供を行っています。やりがいを感じるシーンはいくつかありますが、やはりお客様のお困りごとを改善できる提案を行い、採用されたときが一番嬉しいですね。それから、お客様から新規の相談をいただけるようになったり、「光電さん」という呼び方から名前で呼んでいただけるようになったときもやりがいを感じます。
営業としてお客様から信頼していただくために、心掛けているのはアポイント前の事前準備を入念に行うことです。開業医の先生や、そこで働く看護師さん、臨床工学技士さんは忙しい方が多く、お話ができるのは1、2分程度ということも珍しくありません。短い時間でメリットを感じていただくために、事前にできるだけ多くの情報を集め、どんな提案をするか要点を整理し、綿密にシミュレーションをしておくことが重要だと考えています。
また、最近は「お客様目線での提案」を強く意識するようになりました。前職時代も含めて、これまでは「どうすれば、製品が売れるのか」という自分本位な考え方で売り込んでいましたが、その方法ではなかなか成果が上がりませんでした。それよりも「お客様が今後どうしていきたいのか」「今どういうところに困っているのか」という点を第一に考え、まずはお客様のお困りごとを聞く。その姿勢を徹底するようになってから、お客様に喜んでいただける提案ができ、採用されることが多くなりました。お客様目線での提案が重要だと気付けたことは、当社に入社して成長できたポイントの1つだと思います。
職場環境
将来のキャリアを考える機会が定期的にあることが、モチベーションにつながっている
数年前からフレックスタイムが導入され、とても働きやすい環境になったと感じています。毎日決まった時間に出勤する必要がないため、朝イチの予定がない日は、登園バスで幼稚園に通う娘のお見送りをしてから出社することもあります。それから、会社全体で残業時間を減らす取り組みとして直帰も推奨されているので、お客様先でのアポイントが終わったあと、急ぎの事務作業がなければそのまま自宅に帰り、子どもたちとお風呂に入り、一緒に夕飯を食べています。平均すると週2〜3日は直帰していると思いますが、おかげさまで多くの時間を家族と過ごすことができ、とても満足しています。
また、当社には今後のキャリアプランや現状感じている課題などについて、考課査定面談や自己申告などを通じて、社員一人ひとりの考えをしっかりと吸い上げてくれる仕組みがあります。自分の将来を考える機会が定期的にあることで、自分を見つめ直すことができますし、「これから頑張ろう」というモチベーションにもつながります。
将来の目標としては、営業所長や部長など、マネジメントができる立場にステップアップしたいと考えています。さらに、ゆくゆくは企画やマーケティング戦略に携わる仕事、開業される先生方向けにコンサルティングを行う新規開業の仕事などにも挑戦してみたいと思っています。そうした目標に近づくために、まずは今の仕事に全力で取り組み、少しずつ経験を積んでいきたいですね。
1日のスケジュール例
9:30 |
出社(もしくは協業会社へ訪問) 事務処理、電話応対、資料作成、アポイント取得 |
---|---|
11:00 | クリニックを訪問・面会(約2件~3件程度) |
12:00 | 休憩 |
15:00 |
病院を訪問し、事務長や看護師、ME、検査技師と面会 セミナー案内やお困り事ヒアリング、新規PR |
18:00 | クリニックを訪問・面会 | 19:30 | 帰宅(直帰) |
Message 異業種出身者にとって医療業界は未知の世界だと思いますし、実際に入社してからたくさんの「わからないこと」に出合うはずです。ただ、私自身がそうだったように、異業種からの転職であっても、さまざまな研修カリキュラムなどを通じてしっかりと成長し、長く活躍できる環境なので安心してください。少なくとも、私が面接のときに言われた「知識がなくても大丈夫だから安心して来てほしい」という言葉は嘘ではありませんでした!