金城 彩
Aya Kinjo
昇降機の施工管理
2011年入社
前職は鉄筋工事の施工管理でした。4年ほど勤めましたが、出産を期に退職。仕事はとても好きで続けたかったのですが、産休制度がなかったんです。しばらくは子育て中心の日々を送っていました。転機は3人目の子どもが2歳になった頃。弟の友人から当社の事務をやらないかと話をいただき、二つ返事で入社しました。当初は事務員として事務処理や電話対応を担当していましたが、現場に出ていくスタッフを見ているうちに「やっぱり自分も現場に出たい」と思うように。そこで上司に相談したところ、「試しに現場に出てみるか」と言っていただいたのがきっかけで、昇降機の施工管理へのキャリアチェンジが叶いました。

現在は主に、沖縄本島や宮古島の新築集合住宅への昇降機搬入を担当しています。施工管理経験があったとはいえ、最初は戸惑うことも少なくありませんでした。その一方で、いつも同じ協力会社の方と一緒に現場に行くので安心感がありましたね。様々な職人の方とお会いしましたが、女性だからといって差別されるようなことは一度もありませんでした。まるで家族のように接していただけるので、いつも楽しく仕事に取り組んでいます。協力会社の方から頼られていると実感できた時や、トラブルなく搬入を終えられた時には大きなやりがいを感じます。そのためにも普段から一歩先を読み、現場での懸念材料を事前に解消しておくことを自分に課しています。

以前、本来は別部署に引き継ぐ作業を、アポ取りに時間がかかることを考慮して工事中に完了させたことがありました。その対応が社内で高く評価され、査定にも反映。こうして仕事の取り組みをしっかり評価する風土があるのも当社の魅力です。また、今振り返ってみても、仕事と育児を両立してこれたと感じています。子どもの急な発熱や学校行事にも、フレキシブルな有給休暇制度のおかげで難なく対応できました。近年は女性用トイレの設置も進み、女性も働きやすくなってきました。嬉しかったのが、娘が「私もお母さんのような仕事がしたい」と言ってくれたこと。これからも、沖縄の街を作っていることに誇りを持って仕事に向き合っていきたいです。
