社員インタビューVol.1
社員インタビュー(鈴木様)







鈴木 英司

システム事業本部
モバイルグループ 副グループ長
2007年6月入社






特殊な端末の開発に携われることが面白い。専門性を磨きたいエンジニアにとって最良なフィールド




入社理由・志望動機


居心地の良さ、専門性の高さに加え、腰を据えて開発していけることに惹かれて転籍を決意




以前はSES企業に所属し、メインフレームのプログラマーを2年、サーバー・ネットワークの構築や運用、監視を4年ほど経験しました。実は、当社にも前職時代から派遣エンジニアとして来ていたんです。プロジェクトが一段落して引き上げることになった時に、当社から正社員登用のお話をいただき転籍することに。そう決断した理由は、すでに3年ほど勤めており当社の風土に居心地の良さを感じていたことや、手がける専門性の高さに面白さを感じていたこと。そして何より、自分の会社で腰を落ち着けて作業ができる環境に惹かれたというのが大きいですね。若い頃は様々な会社で様々なプロジェクトの経験を積むのもいいと思いますが、せっかく身につけたスキルや経験を次のプロジェクトで活かしにくいとも言えます。事業会社のエンジニアなら積み上げたナレッジを継続的に活かしていけるので、その点も魅力に感じました。

こうした入社経緯もあって、環境面での不安は全くありませんでした。一方で、開発経験が少なかったのでその点については少々心配しましたが、こちらも特に問題なくスムーズに慣れることができました。ただ、SESエンジニアとしてはじめて当社の仕事に従事した時は、特殊な機器や専門用語の知識の習得には苦労したように記憶しています。また、当社ではDelphiという専門性の高い言語を使用するので、これまでJavaやC言語などの一般的な言語で開発してきた方もはじめは戸惑うかもしれません。とはいえ、周囲のフォロー体制がしっかりしているので、覚えることに意欲的な方であればどなたもすぐに習得できると思いますよ。










入社後の流れ


上流工程からアフターフォローまで、一貫して手掛けられるのは自社開発ならでは











SESエンジニアの頃から現在に至るまで、モバイルグループにてハンディターミナル(モバイル端末)のアプリケーション開発に従事しています。私の所属部署では、水道事業運営の総合情報システム「AQUA-V」のサブシステムとして、検針や集金などを行う際に使用する「現場作業用アプリケーション」の開発、保守、運用を担っており、社員に切り替わった2007年当時はたしか3名ほどで開発していました。人数も少なかったので、一人ひとりが裁量を持って業務に取り組んでいましたね。上流工程から実装、実用化まで一貫してトータルで携われることや、「開発して終わり」ではなく実用化した後のフォローやフィードバックをいただきながら、さらにアプリの性能を高めていけるのは自社開発ならでは。手がけているのはSESエンジニアの頃と同じものでも、そのやりがいと面白さは何倍にもなりました。また、元来ハード好きでもあるので、モバイル端末やプリンターなどの開発に携われることも嬉しく思っています。

現在は協力会社のエンジニアを含めて10名規模のチームになっており、副グループ長として幅広い業務を担っています。グループ長のサポートやメンバーのマネジメントを行いつつ、今後も新しい技術や仕組みを積極的に取り入れながら、現在のアプリをもっとより良いものにしてユーザーの満足度や保守性の向上に取り組んでいきたいと考えています。






仕事のやりがい


常に新しい技術や知識にアンテナを張り、自社製品に活かしていく面白さ




多くの業務を行う中で、特に面白いと感じているのが「新しい端末の調査」業務です。近年、スマートフォンやタブレットなど、モバイル端末は目まぐるしく進化しています。私たちが手掛けている業務系端末は相対的にライフサイクルが長いと言えますが、それでも新機種の登場やサポート終了というのは避けては通れません。加えて、当社のハンディターミナルに搭載しているOSであるAndroidもどんどん変わっていくので、アプリの方もOSに合わせてアップデートいく必要があります。そのためにも日頃から新しい端末の調査を行っているのですが、新しい技術や知識を知ることはとても面白いですね。
また、最もやりがいを感じるのは、忙しい時期をみんなで乗り越えた時です。私たちが手掛ける水道サービスの事業体は地方自治体がメインなので、年度替わりのタイミングなどに依頼が一斉に来ることも多く、その時は対応に追われることもあります。記憶に新しいのは元号が変わった時ですね。あの時は大わらわでしたが、みんなで協力しながらなんとか乗り越えました。こんな話をすると大変そうに聞こえてしまうかもしれませんが、組織変更のタイミングはせいぜい年2回ですし、元号はそうそう変わりませんのでご安心ください(笑)。

これまでの仕事の中で特に印象に残っているのは、「開発リーダー」兼「統括リーダー」として全国各地の営業所を飛び回り、初回打ち合わせや導入後の端末操作の説明などを一任されたことです。他に自分の開発担当案件も同時進行させていたのでスケジュール調整には苦戦しましたが、効率を考えながら時間配分を行い、無事にやり遂げられたことは自信につながりました。また、当社に入社する前は人前で話すことが苦手だった私ですが、70〜80人規模の操作説明会で登壇に立って説明しているうちに、自然と苦手意識を克服できたことは思わぬ収穫でした。










職場環境


中途入社者が多い組織で風通しが良く、手厚い福利厚生のもとキャリアを築いていける










入社当初は1プロジェクトに1エンジニアというスタイルでしたので、どちらかというと黙々と取り組んでいました。しかし現在は社内外のメンバーが増えたため、リーダーとしてメンバー一人ひとりの現在の状況を把握しながら、困っていることはないかなど日常的に声をかけるよう心がけています。とは言っても、こうしたことは私に限ったことではありません。当社はとてもフレンドリーな社風なので、新しく入社される方もすぐに馴染んでいただけると思います。中途入社の社員ばかりの組織のため社歴や年齢による垣根がなく、もちろん評価体制のハンデも一切ありませんから、風通しの良い環境でキャリアアップを見据えながら活躍できるフィールドだと感じています。

また、福利厚生の面でも満足しています。有給休暇は事前に希望日を申請すればほぼ取得できますし、技術面での勉強会の開催、興味のある外部セミナーを会社負担で受講できるなど、スキルアップの支援制度も充実しています。

当社は特殊な機器や言語を使用する開発なので、他ではできない経験を積めます。風通しの良い社風としっかりした福利厚生のもと、専門性の高い技術を磨いていきたいという方には自信を持ってお勧めします。




※部署名や内容はインタビュー当時のものです。