社員インタビューVol.2
社員インタビュー(小橋様)







小橋 英二

システム事業本部
開発グループ
2020年1月入社






一度覚えた知識が無駄にならないことが嬉しい。「日本で暮らす全ての人のため」という意識で仕事に取り組んでいる



入社理由・志望動機


「一つのジャンルで専門性を磨きたい」という思いを実現できる環境




前職ではシステム開発会社のSESエンジニアとして、主に受託案件の管理、開発に携わっていました。Webサイトの在庫管理や士業向けの印刷システムなど、BtoBの基幹系Webシステムをジャンル問わず手がけてきました。私としては、できるだけ早い段階で何か一つのジャンルに特化して専門性を磨きたいと常々考えていたものの、会社の方向性と一致せずその希望はなかなか実現しないまま数年が経過。若い頃はあちこち行くのも楽しかったのですが、せっかく覚えた知識を次で発揮する機会をなかなか得られないことがもったいないと思う気持ちが次第に強くなり、入社8年目の頃から転職を意識するように。そして9年目を前にして当社に出会いました。

最初は「水道料金徴収業務を請け負っている会社」と言われてもあまりピンときませんでしたが、当社のHPや会社説明会を通して、人が生活をしていく上で非常に重要な役割を担う仕事なのだということに気づきました。社会インフラに関わるという使命感に惹かれたことはもちろん、水道事業は水道管の老朽化や人口減などの課題も山積しています。私たちが開発するシステムを通してコスト削減などにつなげていく──。その社会貢献性の高さに大きな魅力を感じ、自分もその一員なりたいと思い転職を決意しました。










入社後の流れ


入社して1年強で大型プロジェクトを一任されることに











前職では主にJavaを使用した開発を行っており、当社がメインで使っているDelphiの使用経験は全くありませんでした。入社後は、実際に簡単な業務に携わりながら実践的にコードを覚えていくOJTスタイルの研修を通して少しずつスキルを深めていきました。そうハードルの高い言語ではありませんので、エンジニアとして何かしらの言語スキルをお持ちの方であれば、これまでDelphiに触れたことがない方でもすぐに修得できると思いますよ。ただ、メジャーな言語であれば困った時は調べればすぐにサンプルコードなどが見つかりますが、マイナーなDelphiではそれがほとんど期待できません。そのため、社内の上司や先輩に相談したり、自分で実際に試してみる必要があり、その点ではこれまでの言語とは勝手が違うと感じています。その一方で、当社は自社パッケージを使って各事業体向けにカスタマイズしていく手法のため、一度覚えた知識が無駄になりません。経験を積んだ数だけ次に活かせるのがとても嬉しいですね。

現在、入社して1年強。その間に携わったプロジェクトは主に2つです。まずはコロナ対策の一貫で実施された「水道料金減免対応」。39の事業体からお問い合わせをいただき、20の事業体について減免対応を実施。その中で私は初期窓口対応、全体の進捗管理を担当しました。もう一つは「水道メーターの在庫管理システム」です。こちらは半年の新規開発案件でしたが、要件定義から実稼働までの全行程にて管理、設計を担当しました。現在は、ある市の新規導入案件の立ち上げを任されており、その準備を行っているところ。かなり大きな案件なので今からプレッシャーを感じています。ただ、当社では複数の案件を掛け持ちすることはあまりないので、一つのプロジェクトに集中できるのはありがたいですね。






仕事のやりがい


人々の暮らし、システムを使う人に思いを馳せながらより良いものを作っていきたい




最もやりがいを感じる点は、なんと言ってもやはり社会貢献性の高さです。水道の蛇口をひねれば水が出る。長年これは当然のように思っていましたが、その状態を維持するためにどれだけたくさんの人が関わっているのかを当社に来てはじめて知りました。たとえば、入社当時に実地研修として営業所の検針業務(水道メーターの針を現地で確認して使用水量を確認する業務)に同行させていただいたことがあります。その時に、獣道さえも見えないような竹やぶの中にある空き家を含めて、1軒1軒を回って水道メーターを確認して歩く現場の大変さを肌で実感しました。たとえ空き家だと分かっていても、検針しないといけないんです。こうしたことも以前は全く知りませんでした。自分はシステムをつくることぐらいしかできませんが、少しでもこうした現場で活躍する各営業所の仲間の役に立てるものを作りたいと強く思ったものです。その気持ちは今も仕事のモチベーションの一つになっています。

また、前職でも大型案件に携わる機会は少なくありませんでしたが、これまでは「顧客のための仕事」という思いが強かったのに対して、今は「水=日本で暮らす全ての人に向けた仕事」という意識で仕事に取り組んでいます。これは、自分のなかではとても大きな変化だと感じています。










職場環境


1時間単位で使える有休や、勤務時間内に受講できる研修制度も魅力











前職の時は受託開発だったので、かなり忙しさに波がありました。納品前の時期やトラブル発生時には徹夜もしばしば…。一方、当社では比較的安定したペースで働くことができ、残業時間も毎月同じようなレンジに収まっています。休日についても、カレンダー通りにしっかり休める上に有給休暇もほとんど消化しています。当社では有給休暇を1時間単位で取得できるのには驚きましたね。現在、歯科医院に通っていますが、仕事が終わってからだとなかなか予約が取れないのでお昼休みにプラス1時間の有給を使って通院しています。これはすごくありがたい制度です。

また、スキルアップ制度が充実していることも当社の魅力の一つ。色々な社外セミナーを受講できることもそうですが、隔週で実施されるPM育成目的の技術講習会も充実の内容です。ちなみに、多くの企業では研修時間は勤務時間外にされることが多い中、当社はすべて勤務時間として扱われるため参加者としてはメリットしかありません。当社は会社全体でスキルの底上げを図っていますので、私も積極的にいろいろな研修を受講し継続的にスキルアップを目指していきたいと考えています。

今後の目標は、自分のように水道業界とは無縁の開発会社から転職された方の手助けになる人材になることです。水道業界独特の慣例や言い回しもハードルが高い部分。私自身も未だにわからないことが多いですが、今後当社に入社される方には苦労がわかる身だからこそできるアドバイスやフォローを心がけていきたいと思っています。




※部署名や内容はインタビュー当時のものです。