社員インタビュー

Interview

社員インタビュー

営業職(専門営業)
東関東支店 循環器営業部 拠点開発二課

S・W

前職:救急病院の臨床工学技士
2018年キャリア入社

入社理由・志望動機

臨床工学技士としての経験を活かしアブレーション領域に特化するべくキャリアチェンジ

臨床工学技士として6年半にわたって循環器の救急病院に勤務していました。担当していた業務は医療機器の保守・点検、生命維持管理装置の操作などがメインでした。具体的には透析機器やコロナ禍で話題になったECMO(エクモ)といった医療機器のメンテナンス、現職でも扱っている「ペースメーカー」のチェックや「アブレーションシステム」を使用した不整脈の検査・治療も行っていました。業務を通して、次第に不整脈治療をもっと突き詰めたいと考えるようになりましたが、病院はローテーションでその他の業務も行わなければなりません。医療機器メーカーなら、これまでの経験を活かしつつ不整脈を極められると考え転職を決意しました。

当社に入社を決めた理由は、当社は選考の時点でアブレーションおよびペースメーカー分野に携われることを確約していただけたことが1つ。また、当社はさまざまな医療機器を手掛けるメーカーであるため、不整脈治療を極めるにしてもお客様に対してあらゆる角度から提案できることはプラスだと考えたこと。そして、そんな当社であれば臨床工学技士、医師だけでなくあらゆる医療従事者に対して提案や助言ができる。これこそが目指すべき未来の私の姿だと思い入社しました。

入社後の流れ・現在の仕事内容

病院と一般企業の違いに不安を抱くも、入社後の手厚い研修・サポートでスムーズに業務に従事

新卒からずっと医療機関に勤務していたため、一般企業での社会人経験がないことに少なからず不安を感じていました。また、今までは医療従事者として機器を使う立場だったのが、一転して機器を提案・アドバイスする立場になることに言いようのないギャップを感じていましたね。しかし実際に入社してみると、入社時の導入研修がしっかりしていたことに加え、エルダーという指導係が二人三脚で成長をサポートしてくれたので困るようなことはほとんどなく胸を撫で下ろしたものです。また、同部署の先輩方も、会社員が初めてだという私を気にかけていただきありがたかったですね。同時期に入社したメンバーの存在も大きく、お互いサポートし合いながら研修の日々を乗り越えてきました。

現在の業務は、循環器の販促および適正な操作に向けた周知活動です。担当の病院を訪問し、「臨床用ポリグラフ(心機能測定装置)」や「カーディアックスティムレータ(刺激発生装置)」、「3Dマッピングシステム(心臓カテーテル用検査装置)」といった機器の準備や技師の操作サポートを行いつつ、関連製品の提案営業を行っています。また、医師や病院スタッフに正しく機器を使用してもらうための勉強会や、啓蒙活動も実施。あらゆる業務において、臨床工学技士の頃のスキルが存分に活かせていることを実感しています。一方で、入社後に成長できたことや意識が変わったことも少なくありません。その1つが傾聴力。営業は相手の言葉をしっかり自分の中に落とし込んで理解することではじめてこちらの話を聞いてもらえるのだと身を持って知りました。まずはしっかり聞くこと。その上でコミュニケーションを図るよう常に意識しています。

仕事のやりがい

変わったのは直接的か間接的かの違いだけ。今も総合医療アドバイザーとして人の役に立っていることを実感する毎日

これまでの仕事で特に思い出に残っているのが、担当している病院の先生が行ったカテーテルアブレーションの症例ライブに、機械トラブル・フォロー担当として立ち会わせていただいたことです。先生からぜひ私に頼みたいとお声掛けいただいたときはとても嬉しかったですね。当日のライブ中に音声トラブルが発生したときはヒヤリとしましたが、すぐに解決でき無事に成功をおさめることができました。終わったあとに「大変だったけど楽しかったよ。ありがとう」と温かいお言葉を掛けてくださったのは実に感慨深かったですね。

元々、臨床工学技士を目指そうと思ったのは中学の職業体験がきっかけでした。高齢の祖父母がいたので、身近な人の力になれる職に就きたいと考えたんです。そのこともあって、営業に転職すると両親に話した際は、「なぜわざわざ転職するのか?」と、不安そうでした。でも実のところ、直接的か間接的かアプローチが違うだけで医療に携わっていること、患者様の治療に貢献していることには変わりありません。今でも総合的な医療アドバイザーとして人の役に立っていることを実感していますし、日々の業務1つひとつにやりがいがあります。医療現場で感謝されることも多く、その度に達成感を感じています。

職場環境

医療に対して高い志を持つ仲間たちと一丸となって、未来の医療に貢献していけることが一番の魅力

また、もう1つ不安だったのが、営業なのでノルマを達成しないと叱責されたり社内がピリピリしたムードになったりするのではないかということ。ところが実際はそんなことはまったくありませんでした。もちろん、営業である以上目標数字はありますが、達成しなかったからといってペナルティーがあるわけではなく、むしろどうすればもっと特長を伝えられるかを上司と一緒に考えたり、チームで勉強会を開いて「こういう先生ならこのアプローチが良いよ」などのアドバイスをし合ったりする風土があります。

私はアブレーション領域をもっと学びたいという気持ちで入社しましたが、同じように「この領域を極めたい」「医療に貢献していきたい」といった高い志を持っている人が多いように感じます。同時に、部署や会社全体で目標に向かって一丸となって進んでいく姿勢や、結果に結びつけるまでのプロセスを大事にしているところも当社の一番の魅力だと思います。

1日のスケジュール例

8:30 出社(もしくは担当施設へ直行)
9:00 担当施設(1件目)にて症例対応、セミナーや勉強会のご案内
12:00 休憩・移動
13:30 担当施設(2件目)にて症例対応
16:30 担当施設(3件目)にて新製品の説明会、ハンズオントレーニング実施
18:30 帰宅(直帰)

Message 当社は元医療従事者の方のセカンドキャリアとしてもお勧めです。多種多様な医療機器を扱っており、自身が得意とする分野でエキスパートを目指しつつも幅広い領域の知見を得られますので、それは結果的に医療現場に新しい提言ができることにつながるでしょう。日々進化する医療に対して最先端の技術と知見を持ち、医療従事者や患者様だけではなく未来に向かってあらゆる人々に貢献している喜びを感じられると思います。