選考テーマの研究を進める過程で、実験装置を自作することもよくあり、そうした中で扱う工具自体に興味を持ちました。地球上で最も硬いものの一つであるダイヤモンドを使った工具があると知り、いわゆる難削材と呼ばれるものの加工や高精度な精密機器といったレベルの高い仕事に自分も携わってみたいと考えるようになったんです。なかでも当社は少数精鋭ということで、新人でも早くから活躍できる場がありそうだと感じ、入社を決めました。
技術設計グループでは、お客様からの「こういう製品が欲しい」という情報をもとに、実際に製造するための図面や製造工程を考え提案しています。業務は主に図面でのやり取りとなるので、書き漏らしがないか確認したり、製造段階で無理が生じないように図面を展開することを心掛けています。私は配属されて一年半になりますが、はじめは先輩からマンツーマンの実践形式で指導いただきました。設計の仕事は機械加工や製造工程を把握しておく必要があるものの、私自身、製造に携わってこなかったので、最初は特に失敗が多かったですね。その都度現場の方々から意見を聞きながら設計の仕方について学び、成長できたと思っています。

当社は若い世代の育成に注力しており、新入社員研修だけでなく、中堅層向けのセミナーも多く実施しています。そういった場では、普段あまりコミュニケーションを取ることのないメンバーとも交流することができるので、お互いに良い刺激をもらえます。福利厚生の一つにある交友会も、社員旅行などを通じて社員同士の親交を深められる良い機会を与えてくれています。
社内には社員一人ひとりを尊重してくれる雰囲気があり、業務上気になったことでも、上申すれば受け入れられることが多いと感じています。もちろん、対処のしようがない場合もありますが、それでもまずはこちらの話を聞いて検討し、行動してくれるんです。そういった風土にも働きやすさを感じますし、社員それぞれの働きやすさにも柔軟に配慮してもらえる会社なんだという安心感がありますね。
状況によって左右されるときもありますが、残業も夜遅くまで残るようなことはありませんし、休みや有休も問題なく取れています。休みの日は散歩に出かけたり、子供がまだ小さいこともあって、一緒に過ごしていることが多いですね。家族との時間、プライベートの時間をしっかり確保した働き方ができています。