活き活き活躍してる4人のクロストーク
鬼塚 博行
グローバル営業部 海外営業グループ
営業職
2019年中途入社
菅原 夢絵
技術統括部 要素開発グループ
開発職
2022年中途入社
細山 みさき
生産事業推進室 QAチーム
品質保証職
2016年新卒入社
池田 哲康
国内営業部 大阪営業所
営業職
2017年中途入社
──入社のきっかけを教えてください。
池田前職は工事現場で使用するマスクなどの安全保護具を扱う会社で営業を担当していました。とにかく忙しい会社で、繁忙期は帰宅が翌日の午前中になることも当たり前だったので、働き方を変えたいと思い転職を決意しました。当社に興味を持ったのは、モノづくりを通じてお客様と協力しながら問題解決を目指せるということ。前職は決まったものを販売していたので、お客様ごとにカスタマイズした商品の提案を行えることに魅力を感じましたね。最終的には、今の上司や幹部の人たちの印象が良かったのと、社内がキレイで落ち着いた雰囲気なのも自分に合っていそうだと思い入社を決めました。
菅原前職では家電を扱うメーカーの研究開発部門で、主に新たな機能の開発や製造方法の検討を行っていました。元々、学生の頃から研究が好きだったのですが、前職では “浅く広く” の研究で自分が求めているスタイルと異なっていました。もっとプロフェッショナルに、一つのことを突き詰めていく研究がしたかったんです。その点、当社は私の希望にピッタリでした。ダイヤモンド工具のことは知りませんでしたが、面接時の工場見学を通して興味を持ったのと、今後も需要が増え続けるであろう半導体関係の研究開発という点にも魅力を感じて入社しました。また、さまざまな制度が整っており性別に関係なく活躍できそうな期待感がありましたし、会社の雰囲気の良さも大きな後押しとなりました。
細山私は新卒入社です。商業高校で簿記や情報処理、ビジネス基礎を学びました。同級生たちの多くは事務関係や販売系の仕事を希望していましたが、私は人と関わることに苦手意識があったので、黙々とできる仕事を探していました。そんな中、当社の「製造事務」職の求人を発見。製造事務がどんな仕事かわかりませんでしたが、なんとなく人と関わらなくても良さそうなイメージがあり、興味を持ちました(笑)。面接時の社員や会社の雰囲気が良かったのと、平均勤続年数が長いことから働きやすい環境なんだろうと思い、他社は一切受けずに入社を決めました。
鬼塚細山さん、新卒時に1社しか受けなかったとは、よっぽど当社が合っていると感じたんですね(笑)。私も皆さんと一緒で、工具の知識がないことはもちろん、モノづくり業界自体が全くの未経験でしたが、社員の方たちにトゲトゲした感じが一切なく、落ち着いた雰囲気の社風が気に入って入社しました。前職では家電量販店で販売を6年ほど経験した後、韓国とフィリピンへの留学を経て韓国留学エージェントにて営業兼カウンセラーとして働いていました。仕事は楽しかったのですが、「韓国語だけではなく英語も使いたい」という気持ちが強まり、収入面に不満があったので退職の道を選ぶことに。そんなとき当社の求人を見つけて応募しました。
──皆さん業界未経験からのスタートでしたが、どのようにして仕事に慣れていったのでしょうか?
池田私は、導入研修の工場見学で製造工程を学べたことが大きかったです。目で見ることで具体的なイメージが掴めました。それからはOJTを通して徐々に業務領域を広げていきましたね。専門性が高いので覚えることは多かったですが、前職で培ったコミュニケーション力を活かしつつ、上司や先輩、ときにはお客様にモノづくりについて教えてもらいながら自社の商品や仕様の理解を深めていくことができました。
菅原私も池田さんと同じで、配属後まずは実習で全製造工程を学びました。加えて、座学で「砥石とは」「研削とは」などの基礎知識を身につけました。初期の段階でしっかり基礎を学べたので、その後スムーズに業務に入っていけたと思います。セミナーや講習会、外部の有料研修にも会社負担で参加させてもらいました。
鬼塚私の場合、研修の一環としてまずは仙台営業所の国内営業部に2年半ほど所属するところからスタートしました。そこで座学やOJTで学びながら営業を行っていました。自社工場が近かったので、何かわからないことがあれば技術者の方に直接教えてもらったり自分の目で製造工程を確認したりできたので、比較的早く業務を理解できたと思います。自社の製品がどのように使われるのかを知るために、顧客の加工現場を見せてもらうこともありました。
細山中途の皆さんにもしっかりした研修があったんですね。新卒の私も導入研修とOJTで学んでいきました。話を聞いて理解するよりも、実際に経験しながら覚えていくタイプなので、自分でやってみることを大切にしながら業務に取り組んでいましたね。上司や先輩に教えてもらったポイントや自分が感じた点をノートにまとめるなど自分なりに工夫していました。慣れるまで時間はかかりましたが、周囲の方々に支えられながら少しずつ成長することができました。
──現在の仕事内容とやりがいを教えてください。
細山現在は品質保証業務を担当しています。顧客から寄せられる調査依頼に対応するのが主な仕事で、具体的にはマネジメントシステムの文書監査、製品を出荷するときに必要な検査表のフォーマット登録などを担当しています。社内のマネジメントシステムの運用や法令などを理解していないと顧客からの依頼に対応できないのが難しいところですが、日々勉強していかなければならないことが却って面白いと感じています。新しい知識を得られることが仕事のやりがいにつながっています。
菅原私は現在、半導体製造装置向けの砥石の新規開発に携わっています。砥石の材料を選定したり配合比を変えたりしながらサンプルを作製し、評価を行う一連の流れをPDCAサイクルを回しながら研削性の高い砥石を目指して日々研究を行っています。自分で試行錯誤した結果、新たな発見があったり目標をクリアできたりすると達成感がありますね。また、前職ではお客様の声はレビューなどでしか知ることができませんでしたが、現職ではお客様から直接評価をいただけることに大きなやりがいを感じています。
池田普段、研究職の方とお話する機会があまりないので、菅原さんの話が聞けてとても新鮮です。私は今、関西近畿エリアの営業を担当しています。お客様から「使っている工具が劣化した」「新しくカスタマイズしてほしい」などのご依頼をいただいたら、ヒアリングから納品までトータルで携わります。やりがいを感じるのは、お客様と相談しながらより良い商品を創造することができたとき、それからお客様の悩みを解決できたときですね。これは、オーダーメイド商品を手がける当社だからこそ得られるものだと思います。
鬼塚私は韓国と東南アジアの顧客への営業を担当しています。仙台営業所での勤務を経て、2021年に海外営業グループに着任したのですが、当時はまだコロナ禍の真っ只中だったためなかなか海外に行けず、メールやリモートでの営業活動を余儀なくされていました。2022年頃からようやく東南アジアの顧客を訪問することができ、やはり直接お会いしたほうがやりやすいなと思いましたね。海外好きの私にとって、日常的に英語や韓国語に触れながらさまざまな国に関わる仕事ができること、実際に現地に赴けることが一番のやりがいです。また、自分の頑張りが受注額という数字に反映されるのも面白みにつながっています。
──東京ダイヤモンド工具製作所は、なぜ未経験でも活躍できるのでしょうか?
菅原質問しやすい雰囲気があるからだと思います。当社は横断的なつながりがあり、部内の人だけではなく他部署の人にも気軽に質問をしたり、お互いに情報交換しやすい環境があります。皆さん優しく教えてくれるので聞きにくいと感じたことはありません。
細山それ、すごくわかります!私もわからないことがあったらすぐに知っていそうな部署の人に聞きに行きます。当社は中年の男性が多いですが、みんな優しい人ばかりでまだ怖い人に出会ったことがありません(笑)。
池田当社はなぜか優しい人柄の人ばかりですよね。営業所単位でいうと、チームワークの良さが成長できる大きな要素だと思います。たとえば誰かがミスしたりクレームに発展したとしても、すぐに上司が対応できるフローができています。営業なので目標数字はありますが、個人ではなく営業所単位で取り組むため協力し合えるのもポイント。良い意味で穏やかな雰囲気があります。
鬼塚皆さんがおっしゃる通り、私も当社には部署に関係なくみんなで新人を育てていこうという風土があると思います。その一方で、個人の努力がないと活躍するのは難しいとも感じますね。当社の扱う製品はニッチなジャンルですから、最初からダイヤモンド工具そのものに興味がある人ってなかなかいないと思うんです。入社してからダイヤモンド工具の奥深さに惹かれる人もいるでしょうし、それ以外の部分にやりがいを感じる人もいると思います。経験者にしろ未経験者にしろ、仕事の中に自分なりの面白さを見出していける人が成長していけるのではないでしょうか。
──最後に、皆さんの今後の目標を教えてください。
鬼塚まずは自分のスキルをもっと磨いていきたいですね。その上で、ゆくゆくは他のエリアも担当してみたいです。それと、チャンスがあれば海外支社への駐在も狙いたいと思っています。
菅原私は将来、研削のスペシャリストになることが目標です。具体的には、尊敬する上司のように、お客様が困っていることに対して過去の事例や知見を踏まえた砥石設計をして提案できるようになること。そのためにも、まずはさまざまな経験を積んで行きたいと思っています。
細山私は、広くたくさんのことを経験していきたいという気持ちが強いです。勉強することが好きなので、業務を通して色々な知識を得ていきたくて。学生時代に学んだ商業関係のスキルも、せっかくなのでいつか活かせる機会があったら嬉しいなと思っています。
池田皆さん色々考えているんですね。私自身の目標は、営業所の顧客数拡大です。営業エリアが幅広く提案できていないお客様がまだまだたくさんいます。営業所全員で取り組んでいきたいと思っています。
※部署名、内容は取材当時の情報です。