社員インタビュー
機電 施工管理
吉村 隼人
生 年1978年(昭和53年)
部 署東京土木支店(記事作成当時)
仕事内容
高速道路として使用される地下40m、直径13mのトンネルを8kmにわたって掘り進む国内最大級のトンネル工事に携わっています。現場は掘削工事と付帯設備工事がほぼ完成し、まもなく引渡しです。さまざまな苦労や通常ではできない経験をしましたが、ビッグプロジェクトに貢献できた達成感を感じているところです。私たち機械・電気担当の仕事は、現場での作業の方法や手順を計画し、工事用機械(直径13mのシールドマシンなど)の作業効率を向上させる方法などを工夫しながら運用管理し、工事が安全に進んでいるのを見守り続けることです。自然が相手の仕事だけに、予測不可能なトラブルが発生することもありますが、知識と経験を活かし臨機応変に対処していくことがやりがいでもあります。
仕事のやりがい
今回のプロジェクトは、直径13mの大断面を掘り進む必要があったため、専用のシールドマシンを掘削機メーカーに特注するところからスタートしました。マシンそのものが2,000tもの重さになるため、現場までの搬入方法、マシンを組立てる機械の選定、マシンの組立方法と手順、その作業に費やす時間など、詳細な検討を重ねて計画を立案しました。また、1日に6,000m3もの土砂をトンネル外に排出するため、土砂を運び出す水平のベルトコンベヤと、地上に運び上げるための垂直のベルトコンベヤの両方が必要となるため、シールドマシンやベルトコンベヤなどが故障しないように細心の注意を払い管理を行いました。学生時代に学んだ機械工学の知識の活用と、新たな知識や技術を身につけて解決することの繰り返しで、地下40mで経験した大規模なものづくりは、私を大きく成長させてくれたと実感しています。
鹿島の社風
協力会社からは「鹿島の社員は紳士的で面倒見が良い」とよく言われます。協力会社がいてこその現場であるという考えが社内に浸透しているため、追加の工事などがあった場合にも適正に費用をお支払いするのが鹿島の流儀です。そんな姿勢があることが、協力会社の信頼につながっているのだと思います。