総合スポーツ施設の新築工事に工務として関わっています。工務の仕事には予算・発注管理、図面・部材選定、事前の施工計画などがありますが、私は予算・発注管理や文書管理を中心とした業務を担当しています。私たちが材料の決定から発注という仕事を進めていくとき、変更が必要となることがあります。その理由は、基本計画がオーバースペックである場合や、逆に材料の性能が不十分である場合など。公共工事においては特に客観的な根拠説明を求められるため、その準備や調整に多くの時間を要します。設計から工事までは数年のブランクがあるのが通常ですから、設計図と現状が一致しないこともあるのです。

大きな仕事をしたい、と考えたのがゼネコンを志望した一番の理由。歴史と実績のある企業ですので、仕事がしやすい半面、それを支えるお客様との信頼関係を受け継いでいかなくてはいけない、という想いを持って働いています。いずれは現場所長として、現場全体を動かしてみたいと思っています。また、今までに手がけたことのないものをつくってみたいという想いも常にあります。これまではマンションや病院の建築に携わることが多かったので、今回、初めて担当しているスポーツ施設にもやりがいを感じます。これからも、経験の幅を広げていくことで成長していきたいですね。

多くのゼネラリストが活躍する一方で、構造や材料など、さまざまな技術や知識を持ったスペシャリストも数多く在籍しています。そうした豊富な人材とともに、鹿島は歴史に名前を残す大きなプロジェクトを成し遂げてきました。自分の身の回りに尊敬することのできる先輩方がたくさんいる会社で働くことができるのは、自身の成長にもつながり、幸せなことだと思います。