学長メッセージ
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DESIGN
THE FUTURE,
TOGETHER.

社会とともに未来社会を創造していく。


国立大学法人筑波大学長


永田 恭介






私たちを取り巻く環境は、激変するグローバル社会の中で、混乱の度合いを増しています。グローバル社会の中では、汚染物質や感染症、金融危機やテロリズムなどを例に取るまでもなく、問題は国境を超えて瞬く間に広がっていきます。エネルギーや環境の問題、産業と経済の活性化の問題など、解決すべき課題は地球規模で共有しなければならない問題であり、解決に向けては従来型の発想を越えたイノベーションが必要です。

1973年に研究学園都市で新構想大学として出発した本学は、従来の大学の教育・研究の停滞を反省し、学際性と国際性を備えた「開かれた大学」を基本的な性格として、社会の変動に不断に対応していくことを「建学の理念」としました。本学に根ざす人材育成マインドは「師魂理才」と表現され、親や先生のように接する心や人々をまとめる力を持ち、かつ合理的に問題解決を行うことのできる能力を持つことを意味しています。

本学らしいコンセプトをグローバル社会に発生している課題と合わせて考え、本学のミッションは、師魂理才をもって、地球規模課題の解決と未来地球社会の創造に向けた知を創出するとともに、それを牽引するグローバル人材を育成することであると考えています。教育、研究、およびそれを基盤とした社会貢献が大学へ求められる中、本学は、筑波大学Vision 2030を策定し、教育、研究、社会との共創のあらゆる面で構成員がいきいきと活動でき、学内外のすべてのステークホルダーにとって夢を共創していく、唯一無二の大学となれるよう挑戦を続けています。

総合大学として、他に例を見ない幅広い学問分野を有する本学は、職員が活躍するフィールドも多岐にわたります。地球規模課題の解決と未来地球社会の創造に向けた知の創出には、教職協働が不可欠であり、私たちは、能動的に研究と教育のマネジメントに参加する仲間を必要としています。

創基151年開学50周年を迎えた本学は、大きなギアチェンジを始めています。
これまでのモットーを表すIMAGINE THE FUTURE. つまり、開かれた未来を構想することを基盤に、Beyond the Borders. という考え方でその実現に挑戦し、DESIGN THE FUTURE, TOGETHER. つまり、社会とともに未来社会を創造していきます。
大学人として働くことに意欲を燃やし、高い志や使命感に溢れた方々と働けることを楽しみにしています。

あなたの夢を、筑波大学をとおして実現しませんか。