普段の暮らしの中で、みんなが普通に使っている機械を開発できるところにいちばん魅力を感じて入社しました。入社して最初にSuicaとPASMOの相互利用を開始するための総合試験の試験項目作成および試験員の管理を担当しました。2年目からは出改札窓口に設置されるカード発行機、カードを読み取る装置などの開発を担当してJR東日本以外の様々な事業者さんとのやり取りを行いました。2008年に部署異動があり列車上で使用するシステムの開発に携わり、2015年に常磐線の特急列車に導入された座席表示システムの開発に、プロジェクトマネージャーとして企画、開発から導入まで携わりました。2017年に2回目の部署異動では交通系ICカードの開発、2020年に3回目の部署異動でグループリーダに任じられ、現在は、部署内で開発しているシンクライアントシステムのセキュリティに関する、開発支援、運用支援を行うとともに、グループリーダとして、グループの運営業務を行っています。

当社のいちばんの特長は、インフラに関わる機器やシステム、サービスの開発を行っていることだと思います。SuicaなどのICカードは、駅はもちろん、街の中の様々なシーンでご利用いただけますし、券売機や改札機、ホームドアなど、電車や駅を利用するすべての方が日常的にご利用いただいているものです。そして自分自身が利用者の一人でもあるので、自分がやった仕事の成果が見えやすく、とてもやりがいがあります。インフラに関わる仕事なので責任も大きいですが、その分、なし終えたときの達成感も大きく、世の中のためになっていることを実感し、誇りをもって仕事に取り組むとこができます。

当社はICカード関連の事業から駅設備やそれに関連する様々な機械の開発・製造、運用など幅広い分野の事業を展開しているのも大きな魅力です。現在は、セキュリティという新しい分野の仕事にチャレンジしています。今まで経験していない分野の仕事なので、新しい知識やスキルを得るための勉強が必要です。またグループリーダとしての大きな責任も感じています。しかし、新しいことにチャレンジできるのは技術者にとっては大きな喜びです。好奇心と向上心をもって、常に新しいものに向かって行こうという志をもった方なら、きっと活躍できる会社だと思います。