経理部
幅広いキャリアを実現できるのは、
組織の羅針盤というポジションを担うメーカー経理だからこそ
H.M.
経理部長
M.F.
経理部2021年キャリア入社
M.T.
ケミカル営業本部 調査役2021年キャリア入社
※個人情報保護の観点から、社員の氏名はイニシャル表記とさせていただいております。
※掲載内容は取材当時のものです。
自己紹介・入社動機
サステナブル社会に貢献する企業であることが魅力の一つ。幅広いチャンスがあることも入社の決め手に
──前職の仕事内容や入社のきっかけなどを教えてください。
以前は電力会社で経理担当として、主に固定資産の工事精算業務に従事していました。楽しく働いていましたが、学生時代から海外で働いてみたいという想いがあり、もしチャンスがあれば転職も検討しようと考えていました。そんな折に当社の経理募集を見つけ、迷わず応募しました。というのも、元々メーカーにも興味があり、就職活動の際に当社も受けていたんです。
魅力を感じたポイントは、サステナブルな社会に貢献している会社であることと、紙・パルプ事業を起点として化成品事業や木材事業など多角的な経営でリスクが分散されていること。そして何より海外勤務のチャンスがあることに惹かれました。
M.F.さんは遠方にお住まいでしたのでリモート面接でしたね。受け答えがハキハキしていて印象が良かったのを覚えています。いずれは海外駐在となるポジションとして募集したのですが、ご本人も希望されていたので頼もしく思いました。M.T.さんも、ほぼ同時期の入社でしたね。
そうですね、M.F.さんと同じく2021年入社です。私は新卒から経理担当として原価計算や制度会計、資金計画、固定資産管理、税務申告などを経験してきました。1社目は日用品メーカーの経理部に9年ほど勤務。夫の海外赴任に帯同するため退職し、帰国の際に前職のビル管理会社に入社しました。幅広い業務を担えることが魅力で入社したのですが、統合により業務が限られるようになったため転職することにしました。元々1社目のときに、間接的にではありますが、ものづくりの楽しさを感じていたのでメーカー経理を志望し、さらに柔軟な働き方ができる点が後押しとなり、当社に入社しました。
M.T.さんは新卒でメーカー経理を経験されていたので、考え方や温度感が当社に近い感じがしました。また、子育てと仕事を両立させているだけではなく、ご自身のキャリア形成に対するストイックさに感銘を受けましたね。
現在の業務内容
考える力が身につくメーカー経理。組織や部署が進むべき方向性を探るための羅針盤として活躍
──現在の仕事内容とやりがいを教えてください。
四半期報告書や有価証券報告書などの決算資料を作成するチームに属しています。知識を広げることを目的に、1年毎に担当をローテーションしながら取り組んでいます。現在は主に固定資産の管理業務とセグメントの分析業務を担当。自分が作成に携わった有価証券報告書などの開示資料が発表されたときは達成感がありましたね。分析業務に関しては、情報収集を通じて少しずつ数字の増減の謎を解いていくことに面白さを感じています。
以前、新しい商流が生まれた際に、仕訳などの経理処理についての検討を任されたことがあります。初めてのことでしたが上司や先輩に相談しながら進めることができ、良い経験になりました。
私はケミカル営業本部に所属し、収支管理をメインに行っています。営業本部の予算編成や月次管理、見込みといった数字から、営業本部の収支がどの方向に向かっているのかという情報をいち早く収集し、部内に情報提供して経営判断の材料の一つとしていただく役割を担っています。
営業本部に所属しているため生産と販売の両方と距離が近いことから、以前よりも視野が広がりました。営業や工場の方の声をダイレクトに聞くことができるのが楽しいですね。数字に関して問い合わせをいただくことも多く、問題を解決できたり要望に応えられたりしたときにやりがいを感じます。営業本部の経理は「生きている数字」を扱っている感覚があり、改めて経理の面白さを認識しているところです。
ケミカル営業本部にいるM.T.さんとは普段顔を合わせる機会は多くはありませんが、その活躍ぶりはよく耳に入っていますよ。
メーカーの経理とは、会社の置かれている状況を踏まえて、進むべき方向を羅針盤のように数字という根拠をもって指し示していく存在です。私自身、事業活動の課題を数値から把握し、それを事業本部に伝えることで業績を改善できたときには大きなやりがいを感じています。また、数字を見て考える能力がつくので、私のようにずっと経理畑でキャリアを積んでいく人もいれば、経営企画部門や海外駐在などにジョブチェンジしていく人も少なくありません。将来のキャリアの選択肢が幅広いことも、メーカー経理の特長だと言えるでしょう。部下の成長を感じたときはもちろんですが、経理部門で成長した人材が他部門で成果を出したと聞くととても嬉しく誇らしい気持ちになりますね。
ワークライフバランス
フレックスタイムやテレワークなど、仕事とプライベートを両立できる制度や福利厚生が充実
──ワークライフバランスについてお聞かせください。
とても満足しています。フレックスタイム制で柔軟な働き方ができるので子どもに寄り添う時間が増えたと実感しています。子供の行事に参加しやすくなったのは嬉しいですね。当社は業務量も配慮してくださり働きやすさを感じています。また、仕事と育児を両立できるさまざまな制度があるのもありがたいですね。フレキシブルに活用させていただいていますが、そういった制度を当たり前と思わず、感謝の気持ちをいつも忘れないよう心がけています。
決算期などの繁忙期は忙しいですが、普段はテレワークも取り入れながら自分のペースで仕事を進められるためとても働きやすいですね。有給休暇も取りやすいので、山登りやフェスなどあちこち出掛けています。
また、育児休暇制度も整っており育休取得後に復帰された先輩方が周りにたくさんいます。育休を歓迎するムードがあるので、今後もし出産することがあってもキャリアを継続していけそうだなと感じているところです。
経理は業務の期限が明確なので、1年を通して先の計画が立てやすいという特長があります。そういった意味でも、仕事とプライベートを両立しやすい環境だと思いますね。
今後の目標・日本製紙のここが好き
上司のバックアップのもと、管理職や経営企画、海外駐在など幅広いキャリアが広がる
──今後の目標を教えてください。
いずれは海外駐在に挑戦したいと考えています。部長のアドバイスもあって2〜3年後の近い将来ではなく、もっと経験値を上げてから管理職として海外赴任することを目標としています。そのためにも、工場で現場を学んだりグループ会社に出向したり、さまざまな環境で経験を積み経理としてのスキルを磨いていきたいと考えています。
経理業務全般をこなせるオールマイティーな存在になることが最終目標です。例えば連結決算などもまだ経験したことがないので、そうした未経験分野もどんどん挑戦したいと考えています。現在は調査役を任されていますが、他のポジションも経験して経理の知見を広めていきたいですね。
M.F.さんは海外駐在という明確なビジョンがありますので、その目標に向かって一歩ずつ進んでいってください。M.T.さんは経理スキルを武器に、事業部の収益拡大に貢献してほしいと思っています。
日本製紙は、生活に欠かせないエッセンシャルな製品の事業活動を世界規模でダイナミックに行っています。経理業務ではこれらの事業活動を数値から把握することになりますので、数値を通して「事業活動で何が起きているのか」を把握する能力やスキル、またときには海外の子会社などを直接訪問する機会が得られる環境です。ぜひさまざまな経験を積んで、それぞれが思い描く理想のキャリアを実現していただきたいですね。
──「日本製紙のここが好き!」というところを教えてください。
温かい社風、穏やかな人が多いところです。部署内の人だけではなく、他部署の方もみんな親切で、助け合う風土が仕事のしやすさに繋がっていると感じますね。それは、お互いを認め合う文化があるからなのだと思います。
私もM.T.さんと同じく、和やかな人が多く質問や相談がしやすいところが好きですね。また、在宅勤務やフレックス、時間単位年休などの制度が充実しており、フレキシブルに働けるところも気に入っています。
私も二人と同じく社風と働く方々の人柄が好きなポイントです。入社して30年以上経つ中で、色々な部署や工場、さまざまなポジションを経験してきましたが、常に周りの方々に支えられてきたと感じています。また、地球環境にとって非常に重要かつ再生産可能な森林資源をビジネスの中心に据えているという点も、当社の大きな魅力の一つだと思います。