社員インタビュー
社員インタビュー









管理薬剤師

板倉 しおり2023年入社



調剤薬局から医療総合商社へ。
管理薬剤師として新しいキャリアを築ける環境








入社動機

薬剤師としての経験を活かし幅広い業務に携われることに惹かれて転職



新卒で入社した総合薬局で、薬剤師として13年ほど勤めました。処方箋をもとに薬を調剤するのが主な業務でしたが、コロナ禍に突入した時期から薬品が手に入りにくい状況が続き、調剤よりも薬品の手配をする時間のほうが長くなったことがありました。その頃から「私がやりたかったことってこれだっけ?」と疑問に思い始めたことが、転職を意識するようになったきっかけです。

薬剤師以外の道に進むことも念頭に入れ、転職エージェントを通してさまざまな業界の企業に応募しました。その中で当社に惹かれたのは、薬剤師としての経験を活かしつつ、新しいことにもチャレンジできる期待感があったから。医療総合商社の薬剤師なら幅広い業務に携わり、これまでとは異なるキャリアを築けると考え、入社を決めました。












入社後の流れ・仕事のやりがい

仕事を通じて一つひとつの業務の意味を理解することにやりがいを感じる日々






職場が街の薬局から一般企業のオフィスにガラッと変わったので不安もありましたが、手厚い教育制度のおかげで少しずつ成長することができました。入社から3ヶ月間は先輩薬剤師のもとで研修を行い、商社における薬剤師の役割や基礎知識を学ぶことからスタート。その後、配属先の川崎南支店にて前任の管理薬剤師のもとで実務の流れを教わりながら引き継ぎを行い、支店の管理薬剤師に着任しました。薬剤師は各支店に1名しかいませんが、他支店の薬剤師や薬事グループ(薬剤師が所属する部署)の神奈川県支部担当に相談できる体制が整っているため、孤独感を覚えることはまったくありません。支部の集まりを通して横のつながりを持てるのも嬉しいですね。

現在担当している業務は主に3つあります。一つは、薬事関連業務。医療機関からオーダーされた医薬品に関して、その取引先や自支店が取り扱う許認可をきちんと取っているか、適正に販売しているかを日々確認しています。加えて、医薬品の適正流通基準(GDP)対応も、品質管理責任者である管理薬剤師の業務です。具体的には、医薬品を適正に流通させるために定められている「温度管理」「輸送業者の適正管理」「偽造医薬品対策」に関する記録や報告のチェックを行っています。また、自支店の倉庫にある医薬品の品質管理も任されています。業務範囲が広いうえに専門性が高いため、覚えることがたくさんありますが、仕事を通じて業務の理解が深まるとやりがいを感じますね。支店唯一の薬剤師として周囲から頼りにされることも多く、とても充実しています。









職場環境・今後の目標

働きやすい環境の中で、薬剤師として患者様のお役に立てていることを実感



前職と比べて変わった点は、働き方が一番大きいです。薬局勤務のときは早番・遅番のシフト制で休みも固定ではなかったため、不規則な生活になりがちでした。閉店間際に患者様が入店されることも多く、残業も少なくありませんでしたね。現在は土日休みで残業も少ないのでプライベートの予定を立てやすく、最近は予約が必要なパーソナルジムにも通えるようになりました。また、薬局ではたくさんの患者様と接するため、ときにはコミュニケーションで苦労することもありました。一方、現職で接するのは病院やメーカー、行政の方々が中心です。ビジネスパートナーとして目的に沿ってスムーズに会話できるので、コミュニケーションの面でストレスを感じることがなくなりましたね。
今は患者様と直接的に接する機会はないものの、取引先とのやり取りを通じて患者様のお役に立てている実感は今でも変わらずに持つことができています。それは、薬局での就業経験があるからこそ、最終的に患者様の手元に届くシーンをイメージできることが大きいのかもしれません。

今後の目標は、もっと包括的に業務に取り組めるようになること。そのためにも経験値をたくさん積み上げながら、一つひとつの業務の意味をきちんと理解し、解像度を上げることが必要だと考えています。











※部署名や記事内の内容は取材当時の情報です。