社員インタビュー
社員インタビュー Vol.01





Interview

社員インタビュー vol.1








15年のブランクを経てNIPPOへ。挑戦してみたら人生がさらに楽しくなった








松永 茂

施工管理
東京東出張所
2020年入社
前職:注文住宅の営業・設計職










これまでのキャリア・入社動機

子育てが一段落して自分の人生を見つめた先に、忘れかけていた夢があった



「インフラの大型プロジェクトに携わりたい」という夢をいだいて新卒で入社したのは、主に舗装土木工事を行う、大手ゼネコン系列の建設会社でした。施工管理としてたくさんのプロジェクトに携わることはできたものの、現実は親会社経由の二次請けや地元ゼネコンの三次請けの工事がメインでしたね。当時は長時間労働、休日出勤は世の中当たり前の時代でしたので、それはもう昼夜問わず働いていたものです。入社から8年ほど経ち、私生活では結婚し子どもが誕生。その頃には、現場監督をしつつも地元のゼネコンをお客様として営業的な側面も担うようになっており、入社当初の夢のことよりも次第に営業職へのキャリアチェンジを考えるように。元々、就活の際に土木か建築かを悩んでいたほど建築にも興味があったので、どうせなら学生時代の自分が選ばなかった道へ進んでみようと思い、前職となる注文住宅メーカーの営業職に転身しました。

そこでは、営業・設計として集客企画から接客、契約、設計、施工管理、アフターフォローに至るまで、最初から最後まで一気通貫で業務を担っていました。そして住宅業界に転身してから15年が経ち、仕事では自分で納得できるだけの結果を出せた、そして子育てもゴールが見えてきた。そんなタイミングで、ふと今後の自分の人生を考えたのです。このままで良いのか、と。当社の中途採用情報を見たのはちょうどそんな頃でした。NIPPOの行動指針「夢をいだき、挑戦する」という一文を目にした時、前々職で携わることができなかった大型プロジェクトへの未練が沸々と湧き上がってきたのです。もし私がこの採用試験に挑戦し、学生の頃からいだいていた夢を果たせたら──。それは今よりももっと素晴らしい人生になるだろうと考え、年齢を考慮するとまさか受からないだろうとは思っていたものの思い切ってエントリー。無事合格し、晴れてNIPPOの一社員として再スタートを図ることとなりました。











入社後の流れ

入社後すぐに大型プロジェクトに配属。若い先輩のサポートのもと業務に取り組む






土木業界から離れて15年以上のブランクがあったので、まずは小規模工事をいくつか担当しながら徐々に感覚を取り戻していくのだろうと予想していました。それがまさか最初から大型プロジェクトに配属され、喜びもさることながら驚きも大きかったですね。入社後すぐに北陸道の富山管轄内舗装補修工事の現場施工管理に従事。所長を含めてプロジェクトメンバーは、全員私よりも年下で、20代の先輩社員から色々と丁寧に教わりながら業務に取り組みました。

意外に思ったのが、施工手順や施工業者の手配などの基本的な業務フローが昔とさほど変わっていなかったこと。それに、以前の経験で私が現場で培った直感というか、勘どころも衰えていませんでした。そのため、15年のブランクがある私でも思っていたよりも早く現場管理業務を行えるようになれたと感じています。とはいえ、人生初の大型プロジェクトの施工管理ですから、配属当初は戸惑うこともたくさんありました。そのなかで割とすぐに現場に溶け込むことができたのは、若い先輩方がしっかりサポートしてくれたからだと思っています。

2021年1月からは東京東出張所勤務となり、国際大会が開催されるテニス会場および場内の整備工事に現場管理業務として勤務開始。富山の時とは異なり、現在は自分一人ですべての管理を行っています。裁量を持ってプロジェクトの舵取りを行っていくのは難しくもあり、面白くもありました。そんな本プロジェクトもあと少しで完工です。このような歴史に残る大型プロジェクトに携われたのはNIPPOだからこそ。その幸運を噛み締めながら、最後まで全力で取り組むつもりです。そして、次は東北地方の高速道路工事に監理技術者として2年間従事することが決まっています。新しいチャレンジなので少し不安もありますが、責任ある立場で大規模工事の着工から竣工まで関われることが楽しみで仕方ありません。







仕事のやりがい

コミュニケーションを通して、課題を円満に解決できた時に大きなやりがいを実感



現場では、人員配置や安全対策、工事費用、搬入ルートやスケジュールなど、非常に多くの検討事項があります。時にはプロジェクトの成果を左右するような課題が生じることも少なくありません。そうした時に、社内外の多くの人とコミュニケーションを図りながら、協力会社にとっても自分たちにとっても最良な方法を考え実行し、円満に解決できた時に最も達成感と満足感を得られます。百人いたら百通りのアプローチがあるのが仕事の常。私は、それをいかにコミュニケーションで解決していくかがとても重要だと考えていますので、報・連・相やこまめな確認を欠かさないよう日頃から心がけています。なにぶん周囲の人よりも長い人生経験がありますので、時には「協力会社の方に何かをお願いする時、どう話せば心証よく伝わるか」など、若手の先輩にアドバイスを行うこともあります。また、雑談の中から思いもよらなかった問題解決のヒントを得ることもあるもの。情報伝達が簡単にできるこの時代においても、声と声で会話をすることを大切にしていきたいですね。

NIPPOは大型プロジェクトを得意としている会社ですが、その分野は高速道路から空港、自動車テストコースなど多種多様です。これらすべての分野で高い技術力を保有している当社で働くからには、そのすべてを吸収したい。そして、いずれはそのうちの一つの分野でエキスパートを目指したいというのが私の目標です。その後、自分が修得した技術を次世代の方々に継承し、NIPPOという会社が後世にわたって社会に貢献していく企業になってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。50代を目前に控えた今、まだまだこれからが本番だと思っています。










職場の雰囲気

働きやすい体制と充実した福利厚生に、未だかつてないほどプライベートが充実






先ほど「業務のやり方は15年前とほとんど変わっていなかった」とお伝えしましたが、労働環境についてはびっくりするほど変化を遂げていました。特にNIPPOは働き方改革の意識が非常に高く、社員のみなさんはオンオフの切り替えがとても上手です。私自身も、これまでの会社と比べて格段に休日が増えました。有給休暇についても、取らないでいると上司から「この数カ月の間に何日取得するように」と指示がくるほど、会社全体で有給休暇取得の促進に取り組んでいます。おかげで趣味の登山やマラソン大会への参加が容易に行えるようになり、未だかつてないほどプライベートの時間が充実しています。

また、中途採用の私にとっては、社内の人脈を広げるためにも日本全国に転勤があることは大きなメリットだと感じています。一方、転勤する地域が限定的な「エリア総合職」に変更することも可能なので、いずれは一人暮らしをしている母の住む地方に腰を据えて働くことも視野に入れています。こうした、自分のライフスタイルの変化に対応できるのもありがたいですね。そしてもう一つ、NIPPOの福利厚生の充実ぶりにも驚きました。家庭がある私にとって特に嬉しいのが住宅手当と教育補助手当、単身赴任者に支給される帰宅手当、社員を応援する人事制度が整っている印象を受けました。こうした働きやすさの背景には、労働組合があるということも一因となっているように感じます。

私と同世代の方の中には、土木の仕事は好きだったけれども、労働環境を改善したい一心で業界から離れてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。今は昔と違って本当に働きやすくなっていますので、もしNIPPOの仕事に少しでも夢をいだいたのならば、ぜひ迷わずに挑戦してほしいと願っています。