メンバーインタビュー
山本さん



Interview Vol.1

メンバーインタビュー









Naoko Yamamoto

山本 直子


サブマネージャー


特定社会保険労務士


2007年入所







中堅大手企業に特化し、給与計算業務は受託しない。
だから社労士として豊富な経験が積める






chapter1

入所動機



興味を持ったきっかけは、他の事務所との違いが明確だったこと

以前は病院総務課の看護部長秘書として、看護マニュアルなどの文書作成や勤務表管理などに携わっていました。法学部出身ということもあって、元々法律関連の専門家になりたいという気持ちがあり、何かないかと探していたときに見つけたのが社労士でした。健康保険などにも関わる社労士なら、これまでの経験も活かせそうだと考え、前職の在職中に資格を取得。そしていざ転職しようと社労士事務所の求人を色々と見てみると、どの事務所も中小企業を対象にしており、率直に言うと「どこも一緒だな」という印象でした。その中でパーソネルワークスの求人には「大規模事業所に特化している」と書いてあり、他の事務所との違いが明確だったことが興味を持ったきっかけです。

社労士の業務が大手企業と中小企業とで大きく異なることは、入所後に実感しました。数百名、数千名の従業員を持つ大手企業では毎日のように入退社がありますが、10名、20名規模の中小企業では、年に1回あるかないかということも珍しくありません。それに、人数が多ければそれだけイレギュラーな事案も発生しますから、経験値を得られる機会が多く幅も広いため、成長スピードが驚くほど早いんです。個人的には、他の事務所で3年かけてやることを、パーソネルワークスでは1年で経験できるのではないかと感じています。










chapter2

事務所の特徴



社労士本来の業務に集中でき、早い段階で高いレベルに成長できる環境

パーソネルワークスの一番の特徴は、中堅大手企業を主要顧客としていることです。弊所のお客様層は150名から8000名程度となりますので、例えば手続業務一つをとっても何度も反復して同様の作業を行います。また、多様なケースを経験できることから業務を習得しやすく、早い段階でかなりのレベルに達することができる環境です。労務相談においても、大手や新興、外資系のお客様の場合まだ世の中に浸透していない新しい制度の導入を検討される企業もありますので、現行の法規制との整合性や問題点を洗い出し、「法に則った制度にするためにはどうすればよいか」などを考える機会にも恵まれています。

また、当事務所では「給与計算業務を受託していない」ことも特徴の一つ。中途採用の面接に来られた方の中には、「社労士の資格を活かしたいが、給与計算業務に追われて社労士としての本来業務がほとんどできていない」とおっしゃる方が多いことに驚きました。パーソネルワークスなら社労士本来の社会保険手続・労務相談業務に集中できますし、手続と相談業務の担当を分離する事務所もあるなか、お客様単位の担当制なので両方とも対応できるのも社労士としてキャリアを築く上で大きな魅力だと思います。

社労士の仕事は、業務の一つひとつはとても地味なものです。でも、深堀すればするほど知的な作業ですし、難解な問題を過去の事例などに照らし合わせながら答えを導き出していくプロセスには、数学的な面白さもあります。特に中堅大手企業における業務は奥深く、何年やっても飽きることがありません。













chapter3

仕事のやりがい



専門家としての意識を高く持つこと。それが私たちの介在価値につながる

仕事のやりがいを感じる瞬間は、やはりお客様に満足していただけたという手応えを感じたときです。とりわけ新規顧客の立ち上げにおいては、お客様との信頼関係をいかに築いていくかということがとても重要な要素となります。まずは私たちに委託していただくことで業務がどう変わるのか、どのような付加価値が生まれるのかをしっかりとイメージしていただくところからスタートし、できるだけお客様に負担をかけずに情報のやりとりをすること、予定日までに問題なく立ち上げること、その後の業務をミスなく行っていくことを徹底するよう意識しています。私がはじめて自分一人で導入を担当した企業様から、「パーソネルワークスさんにお願いしてよかった」と言われたときは本当に嬉しかったですし、この仕事をやってきてよかったと心から思いましたね。

大手企業の人事部門には社労士の資格を持っている方も少なくありません。では、資格を持つ人事の方と私たちとの違いはどこにあるのか。それは、「専門家としての意識」の高さだと思っています。例えば、役所に確認しなければならない事案があったときに、人事の方が確認した内容と私たちが確認した内容では、情報の精度や深度に違いがなければいけません。なぜそのようなルールになっているのか、背景にある意図や理由も含めて確認するのが社労士の役割です。日々こうした意識を持って仕事に向き合い、専門家としてプラスアルファの価値をお客様に提供する。そこにこそ、私たち社労士事務所が介在する意味があると考えています。もちろん難しさもありますが、こうしたところにこの仕事の醍醐味があると感じています。
また、定例業務以外にも、労務管理の通信教育テキストやeラーニング教材の監修、研修講師、就業規則の改定などにも携わっており、日常業務を通じて蓄えた知識や経験を様々なかたちで活かすことができるのもパーソネルワークスで働くうえでの魅力だと実感しています。
















chapter4

管理職として



人材育成に注力し、より高品質なサービスを提供するプロフェッショナル集団をつくりたい

管理職として普段から心がけていることは、メンバーの対応漏れや手続ミスが発生していないか進捗管理を日常的に行うこと。そのためにも常に周囲を把握し、悩んでいたり手が止まっていたりしているのを見かけたらすぐに声をかけています。教育指導においても、メンバーの得手不得手やレベルを把握し、指導する相手によって対応を変えるようにしています。例えば、社労士登録者やこれから目指すメンバーには、できるだけ答えは教えずに方向性を示すだけに留め、解決したときに類似事例を教えるといったように「考える力を身につけさせる」ことを意識しています。一方、アシスタントに対しては答えを教えることもありますが、その場合も社労士業務に興味を持ってもらえるように、トリビア的な話題を入れるなどの工夫をしています。また、質問や相談されたときは自分の業務を後回しにして優先的に時間をとって向き合うことも大切にしていることの一つです。

今後の事務所全体の目標として、高品質なサービスが提供できるプロフェッショナル集団として層の厚い組織にしていきたいと考えています。これまでもオフィス移転やRPAなどのシステム投資といった環境整備を積極的に行ってきましたが、人材面では一人ひとりの社労士としての能力を向上させることはもちろん、人としての成長にも貢献できればと思っています。最終的には「社労士といえばパーソネルワークス」といった評価を得られるといいですね。















Message

メッセージ



仕事は「誰と」「どこで」「何を」やるかがとても大切だと思います。パーソネルワークスなら、社労士として高いレベルで成長できることは私が保証します。私自身、人事労務の経験はなく、取得届と喪失届の様式の違いもわからない状態で入所しましたが、日々実践を通して気づいたら社労士として長く働いていました。真剣に取り組むほど理想と現実の間でもがくこともあるかと思いますが、あきらめず乗り越えた先には新しい自分を見つけることができます。私たちが全力でサポートしていきます。










※記事の内容や役職等は取材当時のものです


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