PEOPLE
K.S
革新的なAI技術で持続可能な未来への道を創造中
部署・役職R&Dセンター/テクニカルリーダー
入社年度2012年度
■入社前の経歴を教えてください
工業高等専門学校で電気・電子工学の基礎から応用に至るまでの教育を7年間受けました。この7年という期間は、本科と専攻科の2つの段階を通じての学びでした。特に、研究室ではe-learningの領域に特化して研究を行っていました。

その後、進学した大学院では電子・情報工学を専攻し、主にエネルギー関連の技術に焦点を当て研究しました。具体的には、太陽光発電や電気自動車など、新しいエネルギー技術の開発や応用についての研究です。
■所属部署の仕事内容を教えてください
R&Dセンターは、XR(MR・AR・VR)技術やAIに関する研究を進めています。これらの技術分野における新しい概念や方法論に焦点を当てて、研究開発活動を行っています。各メンバーは専門的な知識を活かして、それぞれが選定したテーマや課題に対して深く掘り下げ、研究活動を実施しています。そして、これらの研究が具体的な製品やサービスとしての事業化、あるいは市場導入に繋がる可能性を追求して、収益化の方向性や戦略を検討しています。さらに、研究成果を展示会への出展や学術論文の執筆などの活動も行っています。
■職場の雰囲気を教えてください
R&Dセンターには、XRチームとAIチームという2つの専門グループがあり、それぞれのメンバーが独自のテーマに関する専門領域で研究を行っています。個別の研究プロジェクトに集中しているだけでなく、チーム内での定期的な勉強会を通じて、最新のトレンドや技術を共有し、新しいアイデアやアプローチを学び合っています。更に、定例会議では、XRチームとAIチームを横断してプロジェクトの議論を深め、共同で研究の質を高めています。
■現在の担当業務を教えてください
現在、私が主に担当している業務は、大規模言語モデルの研究開発です。主な活動としては、新しい論文のレビューや最先端の技術トレンドに関する詳細な調査、そしてその検証です。これに加えて、これらの最新の知見を基に、業務の効率化方法やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進行、さらには言語モデルを活用した新しいアプリケーションの可能性についての考察を行っています。また、チーム内での勉強会を定期的に開催し、これらの情報を共有することで、メンバー間の知識の循環や情報のアップデートを促進しています。
■TCSへの入社動機を教えてください
当時、私はソフトウェアの重要性が今後益々高まることを強く感じていました。テクノロジーが急速に進化する中で、ソフトウェアはビジネスや日常生活のあらゆる側面で中心的な役割を果たしていくとの考えから、自らの専門知識と技術を最大限に活かすことができるソフトウェア技術者としてのキャリアを志向しました。その中で、多岐にわたるプロジェクトや様々な技術領域に触れることができるチャンスがあると感じ、独立系のIT企業であるTCS選択しました。
■仕事のやりがいはどんな時に感じますか?
AIチームは今年度に新たに立ち上がった部署です。このチームでは、研究テーマや課題を調査しすることや研究の方向性を自らの手で決定して進めることができるという点で、大変なやりがいを感じています。そういった自由度と責任感は、モチベーションを高めています。まだチームとしての歴史は浅く、大きな成果を出せてはいませんが、今後の研究を通じて、その研究が実社会やビジネスの現場での実用化につながるよう、日々の業務に取り組んでいます。
■仕事のエピソードを教えてください(成功談や失敗談。印象に残っていること)
以前、私は組み込み開発のフィールドでキャリアを築いていました。AI技術に強い興味を抱き、プライベートの時間で自主的に学習を進め、資格も取得するよう努力しました。それらの取り組みが、R&DセンターのAIチームへの参加の大きなきっかけとなったと考えています。この経験を通じて、TCSは非常に社員個々の希望やスキルを尊重し、それを最大限に活かす機会を提供してくれる会社だと感じました。
■働き方で意識している事を教えてください
現在のAI技術は、その進化のスピードが驚異的で、毎日のように新しい技術や応用が発表されている状況です。この急速な変化にキャッチアップするため、日々の学習をしています。しかし、学習だけに時間を費やすのではなく、十分な休息やリラックスする時間も大切にしています。オフの時間を過ごす際には、適切に休息を取り、次の日に向けてエネルギーを充電することを意識しています。ワークとプライベートのバランスを取ることは、長期的な視点で見れば、効率的な働き方や学びの継続にも繋がると考えています。
■求職者に向けたメッセージ
現在のTCSは、ITサービスプロバイダを目指して、大きな変革期を迎えています。私たちと共に、新しいチャレンジをしたい方、独自の新たなサービスを世に送り出すことに興味を持っている方にとって、今が絶好のチャンスであると思います。