虎のつぶやき
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教えるときに必要なこと 「エミール」より
2024/11/04(月) 09:36:00
以前紹介した「エミール」の続きと考えていただいて結構です。
ルソー曰く「生徒に何かを教えるときに必要なことは、まず教える内容を
自分が理解していること、そして相手のわかる言葉を使うこと」と述べております。
当たり前ですが、この二つをこなせる人は想像より多くありません。
知ったかぶりをしてしまう。よくわからないカタカナ言葉を使う。
そのような方を皆さんも見たことあるのではないでしょうか。
18世紀のフランスも、現代の日本も変わらないのですね。

私は仕事で新人研修をすることがあります。
基準として、中学生でもわかる言葉を使います。
そこで気を付けているのは「ふつう」という言葉を使わないことです。
新人教育には、1教えるのに100の言葉が必要です。
それくらい何もわからないのです。
「ふつう」が何なのかもわからないのは当然です。

もちろん予習も欠かしません。
自分がわかってなければ話になりません。
人事に携わる身としては、新入社員の人生の一助に
なれているのであれば幸いです。

次回予告 「ポケモン」の人気の秘訣
規制の先にあるものは?
2024/10/15(火) 09:32:00
昭和の時代よりも多くの規制がされるようになった昨今。
禁煙、テレビの過激な演出等です。
これはこれで必要だとは思いますが、過度な規制も
自由な発想を奪う要因になるのではないでしょうか。

ネットフリックスで「極悪女王」という作品が見られます。
女子プロレスのダンプ松本さんが主人公です。
今では考えられない過激な試合をします。
当時のプロレスに熱狂した方も多いのではないでしょうか。
あのような興奮は他では味わえないでしょう。
しかし、今では当時ほどの過激さはなくなりました。

スペインでは闘牛という文化があります。
それも近年では動物愛護団体からの強い批判などで
衰退してきています。
闘牛士との命のやり取りをするのが最大の売りだったにも
関わらず、そこをできないとなれば別物になります。

語弊を恐れずに言えば、つまらない世の中になってきました。
YOUTUBEで他人に迷惑をかける行動はもちろんだめです。
ただ、プロレスのように両者間で事前に試合があるのは
分かっている場合は何が問題なのでしょう?
社会に与える影響が問題なのであれば、その科学的根拠は
どこにあるのでしょう。

一部の反対が原因で多数の賛成がないがしろにされてしまう事が
あります。
もし、上記の内容もそうであるならば、規制は正しいとは
言えないと思います。

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アダムスミスの幸せの定義
2024/09/26(木) 09:21:00
何が君の幸せ?何をして喜ぶ?
アンパンマンの主題歌の冒頭です。
我々にとっての幸せの定義に普遍性はないようにも
思われます。
それでも、このブログで以前紹介したアダムスミスは彼なりに定義しております。

1.貧困ではない状態           普遍性=いつでもどこでも誰にでも当てはまる性質
2.健康な状態
3.心の平静

この3つの条件さえそろえば、その人は幸せだそうです。
人間とはあらゆる環境に慣れてしまいます。
お金があれば幸せでしょうが、一定のラインを超えると
幸せ度合いは変わらなくなります。

ここでいう健康な状態とは、身体のあり方に慣れて
苦労をさほど感じない状態を指します。
五体不満足の乙武さんは、執筆や政治活動などを
しており、自分の身体に慣れた生活をしています。
よってここでの健康な状態にあてはまります。

現代でもうつ病などの社会病理が蔓延しております。
そうじゃなくても、罪悪感や報復を恐れているのであれば
それは幸せではありません。
家庭の不和も挙げられるでしょう。

結局、困らない程度にお金を稼いで、困らない程度に健康で、
あまり悩まなければ幸せなのです。
簡単そうで難しい。
昨今ではSNSの普及で自分に負い目を感じることが増えた
ように思われます。
ネットに惑わされずに生きることが幸せの近道でしょう。

次回予告  規制の先にあるものは?
人生に疲れた時皆さんはどうしますか?
2024/09/15(日) 09:35:00
未来ある若者が自分の手で人生を終わらせることがあります。
無知が原因であることもありますが、生きることに疲れた
人も多いと思います。
誰しもそういう時はあるでしょうが、どうすれば楽になれるのでしょう。
まず、人生に疲れたとはどういう状態でしょうか。

思うに、長期にわたり様々な強い感情が抑圧された状態ではないでしょうか。
上司にや取引先に頭を下げ、家庭では必死に良き父を演じている。
本当はやりたいことが他にあるのに。
積み重なった強い感情の処理は必要です。
他人に愚痴をこぼすと嫌がられるし、理解してくれない
場合がほとんどです。
宗教に走る人もいます。

静かに話をいつまでも聞いてくれる存在はいないのでしょうか。
いいえ、います。
お墓参りに行ってみてください。
そして延々と自分の鬱屈とした感情を吐き出してみましょう。
家の仏壇でも構いません。
黙ってあなたの気が済むまで話を聞いてくれます。
嫌がりません。毎日でも。

自分や他人に八つ当たりしてしまう前に、
先人たちを頼ってみませんか。
実は誰しもその機会はあるのに、
忘れているのです。
お墓参り、家に仏壇を置くという習慣は
自分の感情を守るためという側面もあります。


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海外旅行のすゝめ~タイ編~
2024/08/29(木) 09:27:00
微笑みの国、タイ
仏教の根強い国にはたくさんの寺院や
素晴らしい文化があります。

まずは何と言っても食事です。
食べ物がとてもおいしいです。
トムヤムクンやタイカレーはあまりにおいしくて
毎日のように食べました。
日本のタイ料理屋さんよりも、やはり現地の方が
おいしく感じました。

市場に行くと商品に値札が付いていないので、
交渉で買うことになります。
正直ぼったくりが横行しているので、ちゃんとした
デパートで買い物した方がいいかもしれません。
そこを理解したうえで市場に行くのであれば、
良い経験ができるでしょう。

物価も比較的安く、王宮前の川辺の屋台では50バーツ(約180円)
で食事ができます。
アユタヤではペットボトルの水が5(約20円)バーツで買えました。

ビールに氷を入れて飲む習慣があることには驚きました。
なぜかと現地の方に聞いてみたら、冷蔵庫の性能が良くないので
氷を入れないとおいしく飲めないのだそうです。
試しに飲んでみましたが、悪くなかったです。

国王に対する敬意を国民全体で持っているのも特徴的です。
タイで映画を見たのですが、始まる前の宣伝中にタイ国王を称賛する
映像が流れます。その間は起立しなくてはならないのです。
それくらい国王に対しての態度には気を付けなければなりません。
もしタイ人の前で国王を侮辱しようものなら、大変なことに
なるので絶対にやめましょう。

東南アジア一の大都市バンコクは魅力あふれる都市です。
一度は行ってみてもいいのではないでしょうか。

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