厩務員になったきっかけは?
高校卒業後、電気工事の会社に就職しましたが、正直自分に向いていない仕事だと感じていました。今後どうしようかという相談を、鈴木調教師の息子ですでに厩務員として働いていた幼馴染にしたところ、「だったらウチ来なよ!」と誘ってくれて今に至ります。
最初の頃はどうでした?
馬を初めて間近で見た時は…やっぱりビビりました(笑)。働き始めの頃はうまく手入れもできなかったし、歩き方に違和感があってもそれに気づけませんでしたが、「前脚を蹴って鳴いているから、お腹が空いているんだな」とか、馬が何を思っているかだんだんとわかるようになっていきました。そうなると、最初はちょっと怖かった馬がどんどんかわいく思えるようになりましたね。
仕事のやりがいは?
私は運が良く、厩務員になってひと月で担当馬がレースで勝利しました。初めて勝った時は本当に嬉しかったですね。スマホの写真にもこうして保存しています。でも次の勝ちがなかなか出ず、半年くらいかかりました。「勝つってそんな簡単じゃない」と痛感し、はがゆい思いをしたからこそ2勝目の時は、1勝目とはまた違ったやりがいを感じることができましたね。
職場環境は?
鈴木厩舎に勤める厩務員は私を含めて現在9名。20歳から73歳までと、年齢層はとても幅広いですね。子どもの頃から幼馴染に誘われて厩舎で開かれるバーベキューに呼ばれたりするくらい、みんなアットホーム。「一緒に生活している」と言っても過言ではないので、本当の家族のような関係性になりますね。仕事も仲間と楽しくわいわい会話しながらできますし、一緒にご飯に行ったりプライベートのことまで相談したりしています。
応募者へのメッセージをお願いします!
馬はみんなかわいいし、よく見ると一頭一頭に個性があって本当に面白い!レースに勝つという明確な目標があるのも魅力です。「やるからには仕事も楽しく」「やりがいを持って働きたい」という方はぜひチャレンジして欲しいと思います!